児童文学作家・中川李枝子さんが逝去 89歳 絵本『ぐりとぐら』『そらいろのたね』など

2024年10月17日、児童文学作家の中川李枝子さんが亡くなっていたことが分かりました。89歳でした。
産経新聞によると、中川さんは老衰のため、同月14日に息を引き取ったといいます。
野ネズミを主人公とした、絵本『ぐりとぐら』シリーズを手がけてきた、中川さん。
長年にわたって、中川さんの絵本を出版してきた株式会社福音館書店は、ウェブサイト上でこのようなコメントを発表しています。
作家の中川李枝子さんがお亡くなりになりました。
保育園に勤務しながら、子どもの本の創作をはじめられ、1962年に『いやいやえん』でデビューされた後は、「ぐりとぐら」シリーズをはじめ、『そらいろのたね』『ももいろのきりん』など数多くの楽しい作品を子どもたちに届けてくださいました。
『ぐりとぐら』は、中川さんが文章を書かれ、妹の山脇百合子さん(2022年逝去)が絵を描かれた人気シリーズの第1作で、昨年、刊行60周年を迎えました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
株式会社福音館書店 ーより引用
また、 中川さんはスタジオジブリによるアニメ映画『となりのトトロ』の主題歌『さんぽ』の作詞も務めるなど、さまざまな分野で活躍しました。
突然の訃報に、ネット上では悲しみの声などが寄せられています。
・『ぐりとぐら』が大好きでした。特にカステラパンケーキは夢がありました。
・中川さんの絵本は、今も本棚にあるし『永遠の友達』です。ありがとうございました。
・『ぐりとぐら』を小さい頃に読んだから、ごはんを作るのも食べるのも好きになったのだと思います。
多くの楽しい作品を生み出し、子供たちに届けてくれた、中川さん。
中川さんの絵本は、これから先も多くの人に読み継がれることでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
[文・構成/grape編集部]

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