ホテルの“人手不足”…どう解決?ロボットが生み出す時間で“おもてなし”!荷物運びロボットやマルチタスクを導入!

観光客を受け入れる宿泊施設は、人手不足が悩みです。
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10月16日に行われた就職説明会では…(報告:松田亘哲記者)「こちらでは、宿泊業の就職相談会が行われています。中に入ってみると、個別ブースが設置されていて、学生たちが、真剣に話を聞いています」
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名古屋プリンスホテルや、ヒルトン名古屋など、有名ホテルも参加した就職説明会。観光学が専門の学生を中心に、約170人が集まりました。
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(学生)「ホテル業界について、深く知ることができたことが、自分にとって、きょう来て良かったなと思います」
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(学生)「自分から調べなかった分野や、地方のホテルの話をたくさん聞けたので、今回来られて良かったなと思います」観光需要が戻りつつある今、「今のままでは人手が足りない」と考える企業が多いようです。

(ホテルの担当者)「宴会やレストランでも、人の不足によって、宴席をお断りすることもゼロではないのが現状」
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(ホテルの担当者)「新卒の募集をかけても、予想の半分くらいの応募に止まっているのが現状です。昨年度に関しては、20~30人くらいを予想していたが、実際応募があったのは半分くらいで、採用したのも一桁でしたね」
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(ホテルの担当者)「人手不足はすごく感じる。今すごく足りないわけではないが、今後のことを考えると、もう少し充足させていく必要はあると思います」こうした人手不足の問題に、現場はどんな対策を取り入れているのでしょうか?
名古屋マリオットアソシアホテルでは…荷物を運ぶ、ロボットが現れました!
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ホテルに到着した宿泊客から預かるスーツケース。これまでは、2階の車寄せから15階のフロントへ、荷物を行き来させるスタッフが必要でしたが、ロボットの登場で人の作業は激減!

従業員が荷物を台車に載せると…四角いロボットが台車の下に入り、持ち上げて運んでいきます!元々、自動車の工場で使われていたロボット。エレベーターにも自分だけで乗り…15階まで、人の手を使わずに運んでいきました!
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(名古屋マリオットアソシアホテル 横田友美さん)「平均15分ほどかかっていたので、ロボットに任せることで、その分お客様に接する時間に充てられるように」

調理場でもデジタル技術を活用。これまで、スタッフが一つ一つ確認していた冷蔵庫の温度を、センサーで自動管理。
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もし異常があった場合は、調理場のランプが光り、担当者のスマホに通知が届く仕組みです。一方、従業員はというと…
これまでフロントやレストランなど、部門ごとに分かれていた制服を統一。一人で複数の業務を担当するようにしました。
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(横田さん)「夜に混み合うバーのスタッフが、昼に混み合うラウンジなどで仕事をしたり、部門を超えたマルチタスクの勤務シフトを組んでいる」
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こうした取り組みで、名古屋マリオットアソシアホテルは、稼働率を下げずに営業を続けています。
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(横田さん)「作業的なことは機械に任せて、人ではないとできない“おもてなし”の部分に、しっかりと人が携わるカタチで推進している」

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