「洗濯機に使えません」 入れてはいけない3つのモノ 「もうやらない」「気を付ける」

洗濯機で衣類を洗濯する際には、洗剤が必須です。しかし「うっかり切らしていた」「旅行先で洗剤を持ってきていない」という時もあるでしょう。
ネット上では、洗剤がわりに利用できるものの情報が出回っていますが、その中には信ぴょう性のないものも含まれています。
予期せぬトラブルにならないよう、『実は洗剤代わりに使えないもの』を正しく知っておきましょう。
洗濯機で使えないものについて解説しているのは、『Panasonic』(パナソニック)の公式サイトです。
汚れを落とす効果があり、掃除に使われることもある『重曹』『お酢』『クエン酸』。しかし、これらは洗剤代わりに洗濯機に入れて使ってはいけません。その理由を解説します。
・洗浄力が洗剤と比べて劣ります。多くの分量を入れると溶け残る可能性があります。
・排水経路が詰まる可能性があります。特に硬水の地域で重曹を使うと、すぐにではありませんが固形化します。固形化することで、排水異常や排水コックのつまりなどの弊害にいたる可能性が高くなります。
パナソニック ーより引用
洗濯機のお手入れをする際には重曹が使える場合もあります。その際には、取扱説明書をよく読み、必要以上の重曹を使わないようにしましょう。使用後は、必ずしっかりと洗い流してください。
お酢は酸性が強く、サビや運転不良につながりますので使えません。
パナソニック ーより引用
自動投入口のお手入れには使うことができますが、その際も取扱説明書をしっかりと確認して使用量を守りましょう。
機器内部の部品に悪影響を与えたり、運転不良につながります。
パナソニック ーより引用
クエン酸もお酢と同じように自動投入口のお手入れに使える場合がありますが、取扱説明書を確認し、濃度を守って使いましょう。
お手入れに使う場合は、水やぬるま湯約200に対して、クエン酸は小さじ1程度が適しています。お手入れが終わったら十分に水洗いしてください。
※写真はイメージ
洗濯洗剤がなくなってしまった時のために、代用品として使えるものも確認しておきましょう。
食器用洗剤は頑固な油汚れもきれいに落とせます。そのため、服に食べこぼしが付いてしまった時の部分洗いに適しているといえます。
一般的な食器用洗剤はおしゃれ着用洗剤と同じく中性です。そのため、デリケートな素材の衣類の洗濯にも代用できるでしょう。
シャンプーは髪の毛の皮脂汚れを落とすものです。衣類の汚れも汗や垢などの皮脂汚れであるため洗濯洗剤として使えるのだそうです。
ただしシャンプーは泡立ちがいいため、手で洗ってすすぎを十分に行う必要があります。シャンプーで洗うと生地が硬くなってしまうことがありますが、柔軟剤の代わりにリンスを使うとふわふわに仕上がります。
また、ボディソープにも洗濯物の汚れを落とす成分『界面活性剤』が含まれているため、洗濯洗剤としての利用が可能です。
こちらも泡立ちがいいため手で洗い、泡をしっかりと落とすために入念にすすぎましょう。
洗濯機に使ってはいけないものについて解説しました。重曹やクエン酸などは刺激が少ない印象ですが、排水の異常や金属のサビにつながる恐れもあります。取扱説明書を読んで、メーカーが使用を禁止しているものは使わないようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]

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