HIKAKIN、地震被災地の小学校へ新たに1千万円を寄付 その使い道を明かす

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震。石川県能登地方で最大震度7の大地震が観測されました。
同年9月中旬には、豪雨被害も出ており、復興の長期化が懸念されています。
同年10月6日に、人気YouTuberのHIKAKINさんが動画を更新。新たに1千万円を寄付し、そのお金の使い道を明かしました。
動画の冒頭、撮影は同年7~9月のもので、動画投稿の準備を進めている最中に豪雨災害が起きたことを説明。
「多くの方々が困難な状況に直面されていることを知り、胸が痛む思いです」とお見舞いの言葉をつづりました。
企画の動画が最初に撮影されたのは、同年7月。復興に向けてさまざまな取り組みがおこなわれている中でした。
これまでも、被災地支援の情報や、募金先の案内を動画で発信しており、1千万円の寄付をしてきたHIKAKINさん。
『石川応援100万円旅』など、YouTuberだからこそできる支援もおこなってきました。
新たに1千万円寄付することになった理由を「まだ復興作業が進んでいない地域もあり、そういった話を聞いてもう一度何か力になれないかと思い寄付を決めた」と話します。
HIKAKINさんのチャンネル登録者数は、同年10月7日時点で約1900万人。
「この影響力の大きさをいい方向に活用したい」と、今の被災地の現状を届けたいと思ったそうです。
そして「この動画を見て被災地の現状や、当たり前の日常を考えてほしい」と呼びかけました。
HIKAKINさんは、寄付が目的ではあるものの、動画を通して被災地の現状を知ってもらうのも大事な目的だといいます。
実際に、被災地におもむいて現状を自分の目で見ることにしました。
空港から間もない地域でも、家屋の倒壊が目立ち、復興したとはいえない状況が続きます。
「道路もボコボコしている」と、車の揺れが現状を物語っていました。
そんな光景を目にして、HIKAKINさんは「生まれて初めて…」と言葉を詰まらせ、「リアルに現地で見るとちょっと…」と涙ながらにショックを受けた様子を見せます。
まだまだ復興が進んでいない現状を、ただ黙って立ち尽くすことしかできなかったHIKAKINさん。
高台から被災した地域を見ると「言葉にならない」と、多くを語ることができませんでした。
HIKAKINさんは、実際に被災地を目の前にして「こんな中で動画を撮っていいのか」と思うこともあったといいます。
しかし、偶然出会った住民から「風化が怖い」という声を聞き、その言葉が心に刺さり、「自分ができることをやろう」と決心したそうです。
校舎が半壊し、使えなくなってしまった小学校を訪れたHIKAKINさん。仮設の校舎が建てられている途中でした。
HIKAKINさんが、寄付する1千万円の使い道は、給食の調理器具。その理由をこのように述べています。
未来を担う子供たちがおいしいご飯を食べて元気になってほしい。元気に育ってほしい。そんな思いを込めて、給食器具の寄付を決めました。
能登復興支援で現地へ。1000万円寄付し、子どもたちへの給食400人分の特製カレーを作りたい【能登に笑顔を。】 ーより引用
同年9月、HIKAKINさんは、でき上がった仮設校舎の始業式にサプライズで登場。
HIKAKINさんは体育館をかけめぐり、子供たちはとても嬉しそうな様子を見せていました。
実際に給食のメニューも考え、支援した調理器具を使って給食を作ったHIKAKINさん。
子供たちは「ありがとう」とHIKAKINさんに感謝していました。
【ネットの声】
・地上波で流してほしいレベル。行動力があってすごい。
・自分の影響力を最大限に活用していて、本当に尊敬する。
・お金があっても誰もができることではないと思う。今年一番感動した。
・人間とYouTuberの鑑。子供たちの笑顔に泣きました。
なお、この動画は収益化していないといいます。
「テレビで見るのと違う」と話していたHIKAKINさん。動画を見て、支援をしたいと思ったら、私たちができることから、手を差し伸べたいですね。
[文・構成/grape編集部]

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