治療法が進化する一方、差別や偏見も HIVを正しく学ぶ講演会 10月5日、ジュンク堂書店那覇店

HIVについて理解を深める講演会「HIVとともに生きる人たちの老後を考える」が5日午後2時から、ジュンク堂書店那覇店で開催される。那覇市地域包括支援センター本庁地区と同書店の共催。申し込み不要、参加無料。
現在は、HIVに感染しても、治療でウイルス量を抑え込むことができ、日常生活では他人にうつらないほどに医学が進歩している。
一方で、ウイルスに対するイメージによって当事者が差別や偏見にさらされ、住み慣れた地域での生活やつながりの構築に課題がある。イベントでは、地域全体で当事者を支えることのできる社会を目指すため、正しい知識の周知を図る。
講師で県感染症診療ネットワークコーディネーターの新里尚美さんは「正しい知識を持つことが、当事者の権利を守ることにつながる」と来場を呼びかけた。 会場では、HIV・エイズに関するパネル展も開催される。25日まで。問い合わせは同書店、電話098(860)7175。
(社会部・大庭紗英)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする