50代・60代社員に聞いた、働く中で感じるストレス要因1位は? -「人生の先行きが見えない」の声も

リ・カレントは9月25日、シニア活躍の実状と本音に関する調査の結果を発表した。調査は2024年8月、東京都の50代~60代就業者400名を対象にインターネットで行われた。

○働くシニア社員のストレス要因と幸福感要因

働く50代・60代を対象に、働く中で感じるストレス・幸福感の度合いと、その主な要因を聞いた。

ストレスの主な要因として最も多く選ばれたのは、「給与・収入など報酬に関すること」(34.6%)、次いで「今後の人生の先行きが見えないこと」(24.8%)となった。一方、働く中で感じる幸福感の要因として最も多く選ばれたのは、「仕事に意味・意義を感じられること」(29.5%)となり、次いで「自分の強み・経験を活かして働けていること」(29.1%)となった。

○働く上での価値観「持っていない」6割超

働く50代・60代を対象に、「この先の人生においてどのように働き・暮らしてゆきたいかという譲れない考えや価値観」を持っているか聞いたところ、「持っていない」(18.3%)、「あまりはっきりとは持っていない」(43.1%)となり、合わせて6割超となった。

その上で、そうした価値観を持たない理由を調べると、トップは「働く上での価値観とは何かそもそもよくわからない」(27.2%)となり、「今後長く働き続けることはないため、今持つことに意味はない」(25.1%)「若手の頃はあったが今はない」(17.8%)が続いた。

○勤め先のシニア活躍施策は?

働く50代・60代当事者に対し、勤めている企業で、50代・60代以上の社員の活躍を促す施策が行われているか聞いたところ、「わからない」(23.6%)、「ほとんど行われていない」(47.0%)となり、合わせて7割となった。「行われているが不十分」も一定の回答を集め(8.3%)、合わせると施策が不十分・行き届いていないと感じる当事者は全体の8割近くとなっている。

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