「いつか連れて帰るから待っててね」父親は行方不明の息子を捜し続ける 御嶽山噴火10年「いまだに連れて帰れずにごめんね」

戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から27日で10年です。ふもとの長野県王滝村で追悼式が開かれました。
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長野県と岐阜県にまたがる御嶽山で2014年9月27日に起きた噴火では、死者58人、行方不明者5人を出しました。
噴火から10年を迎えた27日、慰霊碑が建つ王滝村の公園で追悼式が開かれ、噴火が起きた午前11時52分にあわせて遺族らが黙とう捧げました。(遺族)「10年たっても思いに変わりはない。なかなか息子がいなくなったという気持ちは晴れない」
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当時、大学生だった愛知県刈谷市の野村亮太さんは10年がたったいまも行方不明で、父親の敏明さんは9月23日、民間会社に依頼して御嶽山で捜索を行うなど、手がかりを探し続けています。
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(野村亮太さんの父・敏明さん)「『いまだに連れて帰れずにごめんね』ということと、『いつか連れて帰るからそれまで待っててね』と(伝えた)」27日朝は慰霊のため山に登る人も訪れる中、被災者の家族らでつくる「山びこの会」が安全な登山を呼びかけました。

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