いるはずのない「うり坊」なぜここに!? 集落に2頭現れる 沖縄・名護市東江区

沖縄県名護市東江区(津波一夫区長)にイノシシの子ども「うり坊」2頭が現れ、話題になっている。
8月中旬、区民が裏山の神ヶ森(ジンガムイ)の麓で親子のイノシシ3頭を目撃。同30日には区内の通称「名護城通り」をうろつくうり坊を市の職員が捕獲した。9月11日の朝には、公民館近くの民家で、落ちたクロキの実を食べているうり坊を同区の比嘉真由美書記が発見した。
父親がかつてヤマシシ(イノシシ)捕りだったという比嘉さんは「最初見た時はイヌかネコと思った。しばらく様子を見ているとうり坊と目が合ったが逃げようともせず私を見つめ、親なのか見定めている感じだった。いるはずのないうり坊がなぜここにいるのかと不思議に思った」と興奮気味に話した。
このうり坊は木の実を求めて集落を徘徊(はいかい)。11日夕方には、豊年祭で獅子舞を演じる男性が網で捕まえ、津波区長と一緒に公民館構内の農業用メッシュコンテナに入れた。
津波区長は「東江区の長い歴史の中で集落をイノシシが歩くのは初めてだと思う。豊年祭の前に獅子がイノシシを捕まえるのは何かの縁なのか。いずれにしても山に餌がないのかな」と話していた。(玉城学通信員)

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