洗濯物に付いた汚れがひどい時、水に洗剤を混ぜて洗濯液を作り、その中につけ置きすることがあるでしょう。
しかし、つけ置く時間には注意が必要なようです。その理由を解説します。
生活家電などを製造する『東芝ライフスタイル』の公式サイトによると、洗濯物を一晩つけ置きするのは避けたほうがよいそうです。
その理由について次のように解説しています。
洗濯物を一晩つけおきすることは逆効果です。一度繊維から落ちた汚れが再付着する恐れがあります。
汚れがひどいものの洗濯は、しばらく洗濯液につけておき、ひどいところを手でもみ洗いするなど、予洗い、部分洗いを充分に行なってください。
東芝ライフスタイル ーより引用
「つけ置きする時間が長いほど汚れが落ちるのでは?」と思いがちですが、それは間違いのようです。
つけ置きする時間は、一般的に『30分程度』が適切です。汚れ具合によってはもっと短くしましょう。
つけ置きした後に汚れが残っていたとしても、部分洗いをした後、洗濯機でしっかり洗えば落ちやすくなります。一晩中など長時間つけ置きにするのはやめましょう。
ここで、つけ置き洗いの正しい方法を紹介します。
※写真はイメージ
1.洗い桶にぬるま湯を入れて、衣類の量に合わせて洗濯用洗剤を加えてしっかりと溶かします。
2.洗剤が十分に溶けたら衣類全体が浸かるように洗濯液に入れます。
3.汚れが浮いてきているか10分おきに確認します。汚れが水に浮いたり水の色が変わってきたりしたら、洗濯機に移して通常通り洗いましょう。
つけ置きする際は、時間のほかにも気を付けるポイントがあります。次のことをしっかり確認して洗濯をしましょう。
洗剤が多すぎるとすすぎ切ることができず、汚れが含まれた洗剤成分が繊維に残り、異臭やダメージの原因になります。
「洗剤を多く入れれば汚れが落ちやすくなる」ということではないため、洗剤の量は正しく計って使いましょう。
一度にたくさんの衣類を洗濯液に詰め込むと、摩擦によって衣類を傷めたり汚れが移ったりします。
一度に多くの衣類をつけ置きしないようにしましょう。
洗濯物を長時間つけ置きしておくと、衣類がより汚れたり傷んだりしてしまうことが分かりました。
汚れが気になる時は、正しいつけ置き洗いの方法を守って洗いましょう。
[文・構成/grape編集部]