文字がかすれてうまく書けない! ボールペンが書けなくなる4つの理由に「そうだったの?」

ボールペンをはじめとする筆記用具を持ち歩く人は多いはず。
しかしボールペンで文字を書こうとした時に、インキがかすれて困ったことはありませんか。
ボールペンが使えなくなってしまう原因について、筆記具・文具・玩具などの製造販売を行っている『株式会社パイロットコーポレーション(以下パイロットコーポレーション)』の担当者に取材しました。
※写真はイメージ
ボールペンの使い方次第では、インキがかすれる場合があるとのこと。
パイロットコーポレーションは、インキがかすれる理由として以下の4つを挙げています。
なお以下のような理由で使用できなくなると、元には戻せないので注意してください。
文字を書く時、ペン先が上向きになっていませんか。
例えば壁にかかったカレンダーに文字を書く時は、ペン先が上向きになりやすいものです。
ペン先が上を向いていると、インキが重力によって引っ張られてペン先から空気が入り、インキがかすれることがあります。
ボールペンを使用する際は、ペン先が水平より上を向いていないか確認しましょう。
ペン先に衝撃を与えると傷んでしまい、ペン先のボールがスムースに回転しなくなる場合があります。
またペン先が剥き出しになっていると、インキが乾燥して固まり、書けなくなることも。
衝撃や乾燥から守るため、筆記後は必ずキャップをしめる、もしくはペン先を収納するようにしてください。
文字を書いているうちに、ペン先で紙表面の繊維やコート剤を削り取ってしまうのも原因。
それらがペン先に詰まり、ボールがスムースに回転しなくなる場合があります。
文字を書く紙は、ノートや手帳のような筆記具に適したものを選び、ペンを寝かせず60度以上に立てて書くよう意識してみましょう。
製造されてから年月が経過した古いインキは、変質・劣化します。
インキの溶剤が蒸発してドロドロになり、ペン先からスムースに出てきません。
ボールペンを購入したら、2~3年を目安に使いましょう。
また、直射日光や高温を避けた安定した場所で保管することも大切です。
※写真はイメージ
また担当者によると、水性インキは乾燥に弱いため特に注意が必要です。キャップをしっかりしめるよう意識してください。
ボールペンのかすれは、ふだんの何気ない行動が原因になっているかもしれません。
正しく使用できているかを今一度確認し、お気に入りのペンを最後まで使い切りましょう。
[文・構成/grape編集部]

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