電気ケトルの汚れ、効果的な落とし方は? 試した結果に「ピッカピカ」「答えが出た」

ボタン1つで手軽にお湯を沸かせる『電気ケトル』。
火を使わないため安全に使える上に時短にもなるので、重宝している人は多いでしょう。
日々使っていると、内部に白や茶色の汚れが付着してしまいますが、「掃除のやり方が分からない…」と、そのままにしていませんか。
汚れをそのままにしていると、沸かしたお湯に嫌なニオイが付くこともあるため、定期的なお手入れが大切です。
そこで、調理器具・小型家電ブランド『T-fal(ティファール)』が公式サイトで紹介している、電気ケトルのお手入れ方法を実際に試してみました。
電気ケトル内部に付着する汚れの正体は『水あか』です。
水の中に含まれる『鉄分』や『カルシウム』が残ってできたもので、これらが結晶化して内部にこびり付き、白や茶色の汚れとなって現れます。
水あかはアルカリ性のため、汚れを落とすには酸性の『クエン酸』を使って中和させるのが効果的です。
1.まず電気ケトルの満水の線まで水を入れ、クエン酸を15g加えます。
2.スプーンを使って軽くかき混ぜ、通常通りに沸騰させましょう。沸騰後、そのまま1時間放置してください。
3.1時間経ったら中のお湯を捨て、ケトル内を水でしっかりすすげばお手入れ完了です。
クエン酸を入れて沸騰させるだけで白や茶色の斑点がなくなり、まるで新品のようにきれいになりました。
面倒な工程は一切なく、放置するだけで汚れが落ちるのでとても簡単です。
もし水ですすいだ後もクエン酸のニオイが気になる場合は、水だけ入れて再度沸騰させるとニオイが弱まります。
ケトル内に水あかがたまっていたとしても、直接人体に影響を及ぼすものではありません。
しかしそのまま放っておくと、水あかがさらに蓄積して落ちにくくなるほか、沸かす時の音が大きくなったり、沸いたお湯に嫌なニオイが付いたりすることがあります。
汚れの程度に関係なく『1~3か月に一度』を目安に掃除すると、きれいな状態を保てるでしょう。
クエン酸を使ったお手入れは1~3か月に一度で構いませんが、日常的にお手入れをしておけば、いつでも気持ちよく電気ケトルを使えます。
使用後は柔らかい布で本体を拭いてください。フィルターがあるタイプは取り出して水洗いします。
電気ケトルの内部も水でしっかりとすすぎましょう。この時内部だけを水にぬらすよう注意してください。
電気ケトル本体と電源プレートは、絶対に水につけないでください。
ティファール ーより引用
誤って水につけてしまうと、故障やショート、感電の危険性があります。
最後に乾かしたフィルターを元の場所に戻せばお手入れ完了です。
お湯を沸かすのに便利な電気ポットには、気付かないうちに汚れがたまっているもの。
いつでも清潔なお湯を沸かせるよう、日々のお手入れに加えてクエン酸を使ったお手入れを定期的に行い、たまった汚れをきれいにしましょう。
[文・構成/grape編集部]

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