着古したTシャツをそのまま処分していませんか。
ウエスとして普段の掃除に活用するのもおすすめですが、状態によっては「ウエスとして使うのももったいない…」と感じる場合もあるでしょう。
実はTシャツにひと工夫加えれば、『ヤーン』として再活用できるそうです。
地球に優しいエコでエシカルなアイディアを多数発信中の、さくら(sakura_ethical)さんのInstagramより、Tシャツヤーンの作り方と使い道を紹介します。
綿100%のTシャツは、切り方を工夫すれば1本の糸のように加工できます。早速具体的な方法を見ていきましょう。
まずTシャツを広げ、真ん中部分だけを切り出します。
下の縫い目部分と脇の下部分を横にカットしてください。
左右どちらか一方の端に、『ここまで切る』という目印になる縦線を引きます。
もう一方から線に向かって、はさみで切っていきましょう。この時、完全に切り離してしまわないよう注意してください。
1.5~2㎝程度の幅を意識すると、ちょうどよい太さに仕上がります。
はさみを入れていない部分を広げ、切れ目同士をつなぐような形で斜めに線を入れてください。
一番上と一番下は、Tシャツの端につながるように斜めの線を引きます。
後は、引いた線に沿ってはさみでカットすればOKです。
端から持ち上げてみると、1本の糸状になっているのが分かります。
強く引っ張るとサイドが適度に丸まって、より糸らしくなるでしょう。毛糸のように丸めておけば、必要な場面で便利に使えます。
※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。
さくら “これならできそう” エコ・エシカル(@sakura_ethical)がシェアした投稿
さくらさんの投稿に対して、フォロワーからは以下のようなさまざまな活用アイディアが寄せられました。
・布草履を作る
・キッチンマットを編む
・リサイクル用の段ボールをまとめる
綿100%のTシャツなら肌触りがよく、吸水性にも優れています。色やデザインを活かして、個性的な作品を作って楽しんでみるのもおすすめです。
さくらさんは、化学繊維が使われているTシャツを使うのは避けるよう伝えています。ほんの少しでも化学繊維が含まれていると、断面からポロポロと切りくずが出てきてしまうためです。
また洗濯すると、切りくずが『マイクロプラスチック』として流出し、海洋汚染の原因になる恐れもあります。環境に配慮して、Tシャツの素材選びから考えられるとよりよいでしょう。
着古したTシャツをそのまま処分すれば、ゴミになってしまいます。しかしTシャツヤーンに加工することで、新たな使い道を発見できるでしょう。
ペンとはさみを持って、楽しみながら再活用に取り組んでみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]