東海地方 台風10号は九州上陸の恐れ 東海地方は間接的な影響が長引く 大雨に警戒

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台風10号は動きが遅く、東海地方は間接的な影響が長引く恐れがあります。台風接近前ですが警報級の大雨に、引き続き警戒してください。また、台風の北上・接近に伴い暴風・高波にも注意・警戒が必要です。
台風10号 動きはゆっくり 進路は西寄りに

台風10号は、先週の予想に比べ西寄りの進路になり、29日(木)頃、九州に上陸する恐れがあります。ただ、予報円が大きく、この先の進路予想にまだ幅がある状況です。最新の台風情報を確認するようにしてください。強い台風10号は、今日26日午前9時現在、日本の南にあって時速20kmで西北西へ進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35m/sです。この後も発達しながら北上を続け、29日(木)頃、九州に上陸する恐れがあり、その後は西日本を縦断するように進み、31日(土)には日本海へ進む見込みです。【東海地方への最接近は?】予報円の中心を通った場合、東海地方への最接近は30日(金)頃となりそうです。台風の動きがゆっくりで、東海地方への間接的な影響が長引く恐れがあります。大雨・暴風・高波に注意・警戒が必要です。
72時間予想積算降水量

連日、東海地方ではゲリラ豪雨があちらこちらで発生しています。今日26日は、台風10号の一番外側の発達した雲が東海地方の沿岸部にかかり始めています。また、台風周辺の暖かく湿った空気の流れ込みが、今週後半にかけて続く見込みです。大気の不安定な状態は続き、雨雲や雷雲が発達しやすいでしょう。今日26日正午から29日(木)正午までの72時間予想積算降水量(上図)では、三重県や静岡県の一部で、濃いピンク色で示される300ミリ~500ミリの予想となっています。東海地方に台風が接近する前ですが、警報級の大雨の恐れがあります。この所の局地的な大雨で地盤が緩んでいます。台風が離れているからといって警戒を緩めず、急な斜面や崖など、危険な場所には近づかないようにしてください。
大雨が発生 とるべき対応は

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
週間天気

台風10号の間接的な影響で、今週は雨の日が多いでしょう。台風の進路次第では、予報が大きく変わる可能性があるため、最新の天気予報を確認するようにしてください。日差しが少なく極端な暑さの日はありませんが、昼夜問わずムシムシとしそうです。

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