開催費用 約1500万円がネック 明治から続いてきたという花火大会が中止に…原料費高騰や高齢化も要因

岐阜県笠松町の花火大会。毎年この時期には木曽川に浮かぶ船の上から2000発以上の花火を打ち上げてきました。明治時代から続いてきたとされる“夏の風物詩”でしたが。
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(吉田翔記者)「例年こちらで花火大会が行われてきましたが、今年は中止になりました」
CBC
町をはじめとした実行委員会が主催してきたこの花火大会。実は、悪天候や新型コロナの感染拡大などで、6年前を最後に開催を中止に。そして、ことしも中止にした理由は。(岐阜・笠松町 古田聖人町長)「(花火大会の)一番の問題は非常に経費がかかること」

最後に開催 した6年前の経費はおよそ1200万円かかったということですが、仮にことし開催した場合は、花火の原料費や人件費の高騰などにより、およそ1500万円かかるということです。(岐阜・笠松町 古田聖人町長)「スポンサー、あるいは、ふるさと納税やクラウドファンディングを活用して資金が半分ぐらいでも集まれば開催できると思うが、税金で賄う状況が続く限り、(開催することは)難しい」加えて船から打ち上げるのに船頭の力が必要です。しかし、高齢化の問題もあり中止決定の一因に…。(地元の人)「(花火大会は)年に1度だからね。みんな楽しみに待っていると思う」「(規模を)縮小してもやってもらいたい。夏!花火!という風物詩は残してほしい」
CBC
そこでことし笠松町では、より経費を抑えられるシャボン玉をライトアップするイベント「かさまつナイトバブルフェス」が行われました。

来年以降、花火大会が復活するかは未定だということです。

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