熱戦が続くパリオリンピック。予選敗退が決まっている水球男子日本代表は日本時間の8月5日、最終戦でオーストラリアと対戦。ブルボンウォーターポロクラブ柏崎に所属する稲場悠介選手のチーム最多得点の活躍などで見事勝利を収めました。
予選ラウンド4連敗で迎えたオーストラリアとの最終戦。
パリオリンピックで何としても勝利を手にしたい日本は、先発出場したエース・稲場悠介が躍動します。
試合序盤はオーストラリアに4点のリードを許す苦しい展開となりますが…
【塩田義法ヘッドコーチ】
「お前ら、このままじゃ終われないぞ!」
稲場が第1ピリオドで2得点を挙げ、何とか食らいつくと、途中出場したキーパー・棚村もファインセーブを連発!
そして第3ピリオド、稲場の得点などで逆転に成功します。
日本をけん引する稲場ですが、3年前の東京オリンピックで感じたのは世界の壁。
【稲場悠介 選手】
「僕の中では修行という形だと思っているので、今の自分よりも成長できるように頑張りたい」
イタリアでの武者修行を経て、名実ともに日本のエースへと成長した稲場はシーソーゲームとなった第4ピリオドでも2ゴール!
この試合、チーム最多6得点を挙げる活躍で日本を勝利に導きました。
試合後、パリでの戦いについて振り返った稲場。
【稲場悠介 選手】
「残りの4試合を落とし、モチベーションを維持すること、前向きな雰囲気をつくることはとても難しかったが、最終的に勝利することができてとてもうれしい」
パリでの5試合でチーム最多の21ゴール!エースとしての役割を果たした稲場の目はすでに4年後へと向けられています。
【稲場悠介 選手】
「次のオリンピックでは決勝トーナメントに進めるように、これから頑張っていく」