冷凍食品に霜がびっしり、コレって問題ないの? 企業の説明に「そういうことか!」

冷凍食品を取り出した時に付いている『霜』。なぜ霜が付いてしまうのか、品質の問題はないのかと疑問に感じたことはありませんか。
対策次第では冷凍食品への霜の付着を防げるそうです。
冷凍食品をはじめとした加工食品の製造・販売を行っている、ニチレイフーズの公式サイトより、霜が付く原因と対策について紹介します。
ニチレイフーズは、冷凍食品に霜が付く理由について以下のように解説しています。
霜の原因は温度の変化です。冷凍庫を開閉する際に、温かい外気が当たると食材の温度が上がり、食材の水分が気体になります。再び低温になった時、小さな氷の粒となって付着することで霜になります。
ニチレイフーズ ーより引用
食材の水分が蒸発して霜になると、そのぶん食品の乾燥が進みます。これはパッケージされた食品でも同様です。
一度蒸発した水分は食品には戻りません。霜の付着が何度も起こると食材から水分がなくなり続け、劣化につながってしまいます。
霜の付着を防ぐには、冷凍庫の使い方や冷凍の仕方がポイントです。
冷凍庫を頻繁に開閉していると、温かい外気が冷凍庫に入る原因に。それにより食材の水分が蒸発して霜が発生してしまいます。
何度も開閉するのは避け、開けている時間が長くならないよう注意しましょう。
冷凍食品を冷凍庫に詰める際は、すき間なく詰めることを意識してみてください。
すき間を作らなければ外気が入り込みにくくなるとともに、冷凍食品同士がお互いに保冷剤の役割を果たすため、温度変化による霜の付着を防げます。
食材を空気に触れさせないようにするのもポイントです。食材とパッケージを密着させれば、空気がなくなるので水分の蒸発を防げます。
一度開封した冷凍食品を再度保存する際は、パッケージの口をしっかり閉じる、もしくは冷凍用の保存袋に入れるのがおすすめです。いずれの場合も空気をしっかり抜きましょう。
なお一度開封した冷凍食品は、賞味期限にかかわらず早めに食べてください。
冷凍食品に霜が付くと品質の劣化につながりかねません。
温度変化や空気との接触を避ければ霜の付着を防げます。コツを押さえて冷凍食品のおいしさと品質を保ちましょう。
[文・構成/grape編集部]

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