七夕の天気は? 天の川は見える? 全国の週末天気の画像はこちら >>
7月7日の七夕にかけて、北海道や東北の日本海側、北陸を中心に雨が降り、大雨になるおそれも。一方、関東から九州は晴れる日が多いでしょう。七夕にかけての全国各地の天気と、天の川が見える地域についてお伝えします。
5日の天気
5日は、日本海にのびる前線上に低気圧が発生して東北東へ進む見込みです。北海道と東北の日本海側、北陸は雲が広がやすく、夕方から次第に雨が降るでしょう。秋田県や新潟県などで、局地的に雷を伴って激しく降りそうです。一方、関東から九州は太平洋側を中心に広く晴れ間が出て、強い日差しが照りつけるでしょう。ただ、午後は大気の状態が不安定になるため、山沿いを中心に雨や雷雨の所がありそうです。最高気温は、4日に続き、全国的に平年を大幅に上回るでしょう。名古屋で36℃の予想です。4日は全国のアメダスの50地点以上で最高気温が35℃以上の猛暑日になりましたが、5日は猛暑日の所が4日の2倍ほどにさらに増えそうです。引き続き、熱中症には厳重に警戒をしてください。
6日の天気
6日は低気圧が北海道を通過し、前線が東北から山陰沖にかけてのびる見込みです。北海道から東北、北陸は雨が降りやすいでしょう。関東も次第に雨が降りそうです。東海から九州は広く晴れる見込みです。沖縄は晴れますが、にわか雨にご注意ください。最高気温は、猛烈な暑さは一旦おさまり、関東では35℃に届かないでしょう。それでも厳しい暑さが続きますので、体調管理にお気を付けください。
7日・七夕の天気
7日は前線上の低気圧が日本海へ進み、東北から黄海にかけて、前線がのびるでしょう。北海道や東北、北陸を中心に曇りや雨となりそうです。特に東北の日本海側では局地的に雨の降り方が強まりそうです。大雨となるおそれがありますので、今後の情報にご注意ください。一方、関東から九州、沖縄にかけて広く晴れる見込みです。強い日差しが照り付けて、気温がぐんぐん上がり、最高気温が35℃以上の猛暑日の所が続出しそうです。外出の際は、帽子や日傘などで日差しを遮り、こまめな水分補給や塩分補給をするなど、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
七夕とは 天の川はどこに見える?
7月7日の七夕の夜は、関東から九州、沖縄にかけて広く晴れて、夜空が見える所が多いでしょう。紀伊半島や四国を中心に良く見えそうです。七夕は日本の伝統的な行事の一つで、織姫と彦星が1年に1度だけ天の川で会えるという言い伝えがあります。天の川は夜空に広がる星の集まりで、大きな光の帯のようになっています。この天の川をはさんで、西側に織姫のこと座のベガ、東側に彦星のわし座のアルタイルがあります。そして、はくちょう座のデネブのこの3つをつなげた三角形を「夏の大三角形」と呼びます。いずれも一等星で、夏の夜空で最も明るい星ですので、晴れていれば、見つけやすいでしょう。天の川を観察する際は、都市部から離れた、街灯がほとんどなく、空が開けた場所が良いでしょう。天の川や夏の大三角形は、七夕の日に限らず、7月上旬から9月上旬にかけて見ることができます。北海道や東北、北陸など日本海側では、7日の七夕は、夜空を眺めるにはあいにくのお天気になりますが、他の晴れた日にぜひ夜空を眺めながら、織姫と彦星の伝説に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。