普通プロペラ機って「オールエコノミー」じゃん…。
ヨーロッパの航空機メーカー、ATRが2024年5月、オールビジネスクラス構成を特徴とする新たな客室仕様を公開しました。同社の主力製品はプロペラ(ターボプロップ)旅客機で、国内でもJAC(日本エアコミューター)やHAC(北海道エアシステム)、トキエアなどの近距離航空会社が使用しています。「オールビジネスクラスのプロペラ機」の内装は、どのようなものなのでしょうか。
そんなのアリ!? 「オールビジネスクラスのプロペラ機」客室の…の画像はこちら >>HACのATR42-600(乗りものニュース編集部撮影)。
この客室仕様は、横1-1列とすることで、全席が窓と通路に面したレイアウトを特徴とします。各シートには、テーブルと収納の両方の役割を果たす個人用サイド コンソールが設置されています。シート幅は21.6インチ(約55cm)で、レッグレスト機能なども装備。オプションとして頭上の荷物入れをなくし高い天井を確保するほか、USB A+C充電ポートや機内高速インターネットサービスなども提供するとのことです。
この客室仕様は、Geven社がATR向けに特別に設計したものとのこと。既存のATR機のシートレールに適用しているため、改修作業を容易に実施できるとしています。