50代の6割超、”定年以降も働く”意向あり – 何歳まで働く?

ヒューマンホールディングスは、「仕事に関する意識調査」を4月19日に発表した。同調査は、2024年3月26日~28日の期間、会社員(正社員)・公務員・団体職員として勤務する50歳~59歳男女1,000人を対象に、インターネットを用いて行われた。

現在の生活において最も重視していることを尋ねたところ、「家族・身内」(29.7%)、「健康」(28.7%)が多い結果となり、自分自身や身近な人に対する意識が強い傾向が見られた。

定年以降の働く意向について聞いたところ、63.4%が「定年以降も働こうと考えている」と回答。

また、定年以降も働こうと考えている634人に何歳まで働こうと考えているか聞くと、「66歳~70歳」(35.2%)が一番多く、次いで「61歳~65歳」(31.1%)という結果となった。一般的な定年後5~10年程度、継続して働く意向が見受けられるが、「働けるうちはずっと」と回答した人も21.5%いた。

また、定年以降に働く目的について聞いたところ、7割近くが「生活費を稼ぐ」(67.8%)を挙げた。次いで、「健康を維持する」(45.6%)、「好きなことをする費用を稼ぐ」(40.4%)という結果になった。

定年後のキャリアを考えて、何か行動しているか質問すると、64.8%が「具体的には行動していない」と回答。「資格取得・学び直し」(12.3%)、「転職活動」(6.2%)、「起業・独立の準備」(3.8%)など、定年後を見据えて50代から動き始めている人は少ないことがわかった。

また、「定年後の働き方」としては、「現在の会社での再雇用」を考えている人が最も多く61.7%という結果だった。

将来に対して不安を感じているか質問したところ、「非常に(27.6%)+どちらかといえば不安を感じている(47.6%)」の合計が75.2%と、7割超えの人が不安を感じていた。

また、今後の“なりたい自分”の姿を思い描けているか聞いたところ、「まったく思い描けていない」と回答した人は41.5%にのぼった。加えて、なりたい自分の姿を思い描がけている人と思い描けていない人では、なりたい自分の姿を思い描けている人は将来に対して不安を感じていない傾向が見られた。

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