タオルの繊維が顔にくっつく… 思わぬ原因に「気を付けたい!」

タオルを使った際に、繊維が抜けて肌に付いてしまうことがありますよね。
これを『毛羽(けば)落ち』といい ますが、なぜ繊維が抜けてしまうのでしょうか。
また、毛羽落ちを防ぐにはどのようなポイントに注意すべきなのかも気になるところ。
タオルの毛羽落ちについて、タオルやバスローブ、またパジャマなどの繊維製品を製造・販売しているUCHINO協力のもと、原因や対応方法を紹介します。
そもそも、なぜタオルの毛羽落ちが起こるのでしょうか。UCHINOはこのように解説しています。
パイルという丸いループ状の糸のある織物は、使用時や洗濯時の摩擦によってパイル糸から短い繊維が脱落することがあります。
一般的な綿製品と異なり、タオルは長いパイルがある織物のため、同様の現象が起こります。毛羽落ちは、パイル織物であるタオルの性質上、避けられないものです。
また、新しいタオルや肌触りのよいタオルは繊維の総量が多いため、毛羽落ちが起こりやすいそうです。
UCHINOによれば、「肌触りが柔らかなものほど、脱落する毛羽量が多くなる傾向にあります」とのこと。
※写真はイメージ
ほかにも、「洗濯に柔軟剤を使用すると、繊維の表面が滑りやすくなり、脱落する毛羽量が多くなってしまいます」とのこと。
「最近、毛羽落ちがひどくなってきた」という場合は、柔軟剤の効果で毛羽が脱落しやすくなっているのかもしれません。
では、毛羽落ちを避けるためにはどのような点に注意すればいいのでしょうか。
UCHINOでは、毛羽落ちを避けるための注意点として、以下の4つを挙げています。
・柔らかいタオルや麻などの毛羽が出やすい素材のタオルは、できるだけ単独で洗濯する。
・洗濯時の水は多めに使い、くず取りネットで脱落した毛羽をしっかりとキャッチする。
・柔らかいタオルや使用回数の少ないタオルには柔軟剤を使用しない。
・洗濯ネットを使用する場合は目の粗いものを使う。
※写真はイメージ
先述のように、柔軟剤を使うと脱落する毛羽量が多くなります。
柔軟剤を使うとふんわりとした肌触りになりますが、毛羽落ちを避けるには控えたほうがいいでしょう。
使うたびに肌にタオルの繊維が付くのは気になりますし、いちいち取るのは面倒なもの。
「タオルの毛羽落ちがひどい」という場合は、本記事で紹介した対処法を試してみてください。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

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