どの仕事も、働く人がいるからこそ成り立っています。職場がシフト制の場合、従業員はお互いに協力し、予定を調整する必要が生じますよね。
しかし、人生は予定通りにいかないもの。時には、体調不良や家庭の事情などのやむを得ない理由によって、急きょ休みを取らなくてはならないこともあるでしょう。
ある日、店頭に告知のホワイトボードを掲示したのは、東京都新宿区にある整体院『整体ケアルラ』。
どうやら、この日に出勤予定だったスタッフが欠勤の連絡をしてきたようで、店頭とX(Twitter)のアカウント(@msgCura)にて、利用者に向けた情報を発信しました。
深刻な様子で「今日は出勤できそうにない」と連絡してきたという、スタッフ。しかし、体調を崩したわけでも、身内に不幸があったわけでもありません。
ホワイトボードに書かれていたのは、一部の人であれば瞬時に察するであろう、欠勤の理由でした…。
欠勤を申請したスタッフは、ゲーム『ファイナルファンタジーXIV(通称:FF14)』のプレイヤーです。
ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが、『イシュガルド教皇庁』という場所は、プレイヤーにとって非常にショッキングな展開になることで有名。
人によっては、しばらくの間ゲームを進められなくなったり、精神的なダメージを受けて放心状態になってしまいます。
「こんな理由で休んだら、さすがに怒られてしまうのでは」と心配になった人は、ご安心ください。
同店は店長も大の『FF好き』であり、従業員は全員『推し優先』をモットーに働いているため、むしろその気持ちをちゃんとくみ取ってくれるのです!
『FF14』のプレイヤーであれば誰もが納得し、同情する欠勤の理由に、多くの人から反響が上がりました。
・これは仕方がない。自分も数日間、再起不能になりました…。
・プレイヤーだから納得したわ。心のケアをして、ゆっくりと休んでくださいね。
・つ、強く生きて…。そして、これを理由に快く休ませてくれる職場が素敵だ。
利用者の身体を施術で癒すだけでなく、スタッフの心身のケアもしっかりと行っている、同店。
スタッフは『光の戦士』として、今回負った心の傷をばねに、さらに強くなって職場に復帰することでしょう…!
[文・構成/grape編集部]