『虎に翼』泣いている女の子、橋を渡る老婆… つい見返したくなる繊細な“設定”に「感動」「ホントすごい」

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1日にスタートし、第1週目から視聴者を感動させているNHK連続テレビ小説『虎に翼』。随所に散りばめられた繊細な描写が視聴者を唸らせている。

男尊女卑の風潮が色濃い時代、主人公・寅子(伊藤沙莉)が“法律”という翼を得て力強く羽ばたいていく様子を描いた同ドラマはテンポよく進む物語、コミカルとシリアスの絶妙なバランス、前作『ブギウギ』を彷彿とする仕込みなどで視聴者を楽しませている。
そんな中、3日の放送で法律の道を志すという寅子に「あまり学をつけ過ぎても、その……お嫁のもらい手が」と案じる言葉をかけた女学校の女性教師(伊勢佳世)が面談後に物思いにふけるというセリフのない、短いシーンが話題に。
きょう5日の放送でも、生徒たちが一斉に下校する階段のシーンで帰っていく寅子の姿を思い詰めた表情で見つめる姿が画面の端に映り込んでいた。

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そんな注意深く見ていないと見逃してしまいそうな“道行く人々のドラマ”に気付いた視聴者からは、「ホントすごい」「ゾクっとしました…」「画面の端から端まで目が離せない!」と驚きの声が相次いでいる。
他にも、道ですれ違う男の子にからかわれて泣いている女の子や、『六法全書』を手にし晴れ晴れとした気分で橋を渡る寅子とすれ違う重い荷物を抱えた老婆など、主要でない人物の様子や情景が散見された。

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X(旧・ツイッター)では、「雑踏の一人一人の描写がすんばらしい。一人一人の物語が見える。そしてそこに社会が世相が見える」「まるで小説のように雄弁な情景や背景。建物、小道具が表す持ち主の人柄や経済状況」と評価する声が多数。
「今後物語にかかわるのか、かかわらないけど救われていくのか」と伏線を期待する声や「朝に続いて昼も見てしまった」「さあ、もう1回観よう」「今日だけで3回目」と“おかわり視聴”を楽しんでいる人もいるようだ。

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