玉川徹氏、「裏金事件」を巡る安倍派幹部「離党勧告」調整に断…「国民の怒りを鎮めようっていうぐらいにしか見えない」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は3日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、岸田文雄首相ら党執行部が2日に安倍派の衆院側、参院側でトップだった塩谷立、世耕弘成両氏に対し党則に基づく離党勧告処分を科す方針で調整していることを報じた。
首相が麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長らと国会内で会談し、確認した。同派幹部を務めた下村博文、西村康稔両氏に選挙非公認より1段階重い党員資格停止1年を科し、高木毅、松野博一両氏に同6か月を科す案も示された。4日の党紀委員会で最終的に決まる。
番組ではこの処分に安倍派内から反発の声があがっていることを紹介。ある安倍派幹部は「処分についてはまだ何も言われていない。世論におもねりすぎている」と述べ、安倍派若手議員は「安倍派と二階派だけを処分して済むと思っているのか。岸田総理のところは3000万円の不記載で(派閥の会計責任者が)立件されている。れっきとした裏金だ」と述べ、安倍派のベテラン議員は「(岸田総理の処分見送りの場合)自分のところも起訴されたのに何の処分もしないと倒閣運動になる。間違っても総裁選挙で再選させてはいけない」などと反発の声を伝えた。
今回の処分にコメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「国民の怒りがすごく強いので何人か生けにえにして怒りを鎮めようっていうぐらいな感じにしか見えない」と指摘した。
その上で「今、自民党がやるべきことは、一体何があったのかをちゃんと調べて国民につまびらかにすることだと思う。まだ実態解明できてないんですから」と提言していた。

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