米軍構成員による刑法犯摘発件数は72件 2023年 沖縄県警まとめ 過去20年で最多

2023年の沖縄県内における米軍人や軍属、その家族などの米軍構成員による刑法犯摘発件数は前年比18件増の72件で、過去20年間で最多だったことが県警のまとめで分かった。04年以降で最も多かった10年の71件を上回った。摘発人数は前年比14人増の60人だった。
内訳は凶悪犯2件(2人)、粗暴犯5件(5人)、窃盗犯31件(27人)、知能犯0件、風俗犯1件(1人)、器物損壊などのその他33件(25人)だった。内訳を前年と比較すると粗暴犯、知能犯、風俗犯を除いて、0件だった凶悪犯は2件(2人)、窃盗犯は17件(10人)増えた。
昨年6月、米軍キャンプ・シュワブ所属の当時19歳の海兵隊上等兵が県内の高齢女性に路上で暴行したとして強制わいせつ致傷の疑いで書類送検、その後傷害罪で略式起訴された。
また、酒に酔った米兵が住居の敷地内に侵入する事件も相次いだ。本紙の調べでは逮捕事案は少なくとも6件。10月には、沖縄市のアパート一室に窓ガラスを割って侵入したキャンプ・ハンセン所属の当時23歳の1等水兵が逮捕された。酩酊(めいてい)状態だった。(社会部・比嘉海人)

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