東京モーターサイクルショーにワークマンが初出展! いったいなぜ?

バイクの祭典「東京モーターサイクルショー」(東京ビッグサイトで3月24日まで)でワークマンのブースを発見した。ワークマンといえば作業服のイメージだが、なぜバイクのイベントに出展することにしたのだろうか。広報担当者に話を聞いてみた。

ワークマンの普段使いはバイク乗りが始めた?

最新バイクを取材しようと思って会場を歩いていると、おなじみの黄色と黒が目を引く一画に行き当たった。ワークマンだ。モーターサイクルショーに出展するのは今回が初めてだという。

実はワークマンとバイクの付き合いは長い。ここ最近は、アウトドア、スポーツ、レインウエアを取り扱う「ワークマンプラス」やレディース商品をそろえる「ワークマン女子」など、作業服にとどまらない幅広い展開を進めているワークマンだが、同社の商品が「普段使いできる」と最初に目を付けた(気が付いた)のはバイク乗りの人たちだったそうだ。ライダーたちがブログや動画などで発信するようになると、「ワークマンのアイテムはバイクに乗るときにも使える」という評判が広まっていった。

作業服とライダーが着るウエアは、考えてみれば求める性能が似ている。防水、防風、頑丈なこと、持ち運びが便利なことなどだ。こんな親和性もあって、ワークマンではバイクに特化したアイテムの開発を始めたそう。今では30アイテムくらいの品ぞろえがあるという。
ホンダ×ワークマンのレインジャケット販売中!

モーターサイクルショーのブースで目立つように展示されていたのは「INAREM PREMIUMレインジャケット ライディングモデル」という商品だ。このレインジャケット、なんとホンダの二輪デザイナーが監修を手掛けている。

「バイクに乗っていて困ること」をホンダからも聞きつつ開発を進めたというだけあって、同商品にはいろいろな工夫が盛り込まれている。例えば防水の面では、正面のジッパーと生地を縫い合わせるための糸を織り込んで隠すことで、水がしみ込んでくるのを防ぐ仕組みとした。

バイクで出かけるときには、なるべく手荷物を少なくしたいものだと思うのだが、こちらのレインジャケットはいわゆる「パッカブル」な作りとなっていて、肩掛けカバン(ショルダーバッグ)状に折りたたむことができる。バッグ状態にするとポケットが側面にくるので、スマホなどの小物を収納することが可能だ。雨が止んだときや夏場の暑いときなどに便利な機能である。

ワークマンで一式そろえるといくら?

バイクデビューとなれば、気合を入れてレザーのライダースジャケットなどを用意したくなるところかもしれないが、本格的なアイテムをそろえれば、それだけでも数万円、数十万円はしてしまう。そこへいくと、ワークマンで購入できるライダー向けアイテムは手ごろなものがそろっている。バイクデビューには最適な選択肢なのではないだろうか。

バイク初心者がワークマンで上から下まで全てのアイテムをそろえるとなると、いくらくらいかかるのか。同社広報によれば「頑張れば、約1万円でそろえられると思います!」とのことだった。

東京モーターサイクルショーではワークマンのバイク向け製品約20アイテムを実際に手に取って見ることができる。

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