若い世代の献血離れに歯止めをかけようと、新潟市の献血ルームにフォトブースが設置されました。SNSなどを通して、協力の輪が広がることが期待されます。
新潟市中央区の献血ルームに登場したのは…
【真保恵理アナウンサー】
「献血ルームの一角にかわいらしいフォトブースが作られました。若者にSNSへ投稿・拡散をしてもらい、献血の協力を呼びかけます」
新型コロナ禍の影響もあり、県内では10年間で30代以下の献血者数が38%減少するなど、若年層の献血離れが大きな課題となっています。
中でも年度替わりで献血者が減るこの時期に、少しでも献血ルームを身近に感じてもらおうと設置されたフォトブース。
製作したのは、メンバーが毎月献血に行き、その大切さを発信する活動を行うNPO法人です。
【リリーアンドマリーズ 上村春香さん】
「誰かと一緒に献血に行って、自分が献血したことをSNSで発信したり、周りの人に話すことで、また誰かの“はじめての献血”を後押しすることができるかもしれない」
【県福祉保健部感染症対策薬務課薬務係 岡村駿介 主任】
「若い人たちには献血の大切さを理解して、少しでも献血していただける方が増えればいいと考えている」
3月22日はさっそく、献血をした高校生がフォトブースで撮った写真を発信し、協力を呼びかけました。
【高校生】
「初めての献血には少し抵抗があるかもしれませんが、これをきっかけに一度でもやってみてはどうでしょうか」
このフォトブースは5月6日まで設置されます。