第一三共ヘルスケアは3月14日、「健康とセルフケアの実態調査 2024」の結果を発表した。同調査は1月19日~22日、全国の20~60代の働く男女1,000人を対象に、インターネットで実施した。
セルフケアという言葉を知っているか聞くと、75.8%が知っていると回答した。しかし実践率は44.4%に留まっている。実践率が高いのは60代(51.1%)と20代(49.5%)で、40代(39.5%)と50代(41.2%)は低かった。セルフケアとして行っていることのTOP3は「十分な睡眠」(44.5%)、「1日3食きちんと食べる」(40.9%)、「朝食をきちんと食べる」(39.3%)だった。
セルフケア費用は1カ月平均で4,173円で、年代別に見ると20代が4,765円と、最も費用をかけていることがわかった。
コロナ5類移行後の生活における変化を聞くと、外食や外出、旅行などの「行動」機会が増加していると回答した人が多かった。「テレワークあり」の人は、なしの人に比べ、出社や対面での会議が増加し、通勤の混雑をより強く感じて体力の低下や疲れを感じている人が増えている。さらに「テレワークあり」の人は、なしの人に比べ、セルフケアの重要性を実感してセルフケアを実践している人も多かった。
セルフケアを行う時間については、「スキマ時間ができたらセルフケアを行いたい」が59.4%、「セルフケアはできるだけ効率的に行いたい」は60.7%だった。セルフケアを行いたいスキマ時間は、「寝る前」(33.2%)が最も多く、「昼休み」(20.4%)、「帰宅直後」(19.5%)と続く。スキマ時間に行いたいセルフケアは「歩く」(34.3%)、「ストレッチ」(27.8%)、「筋トレ」(22.5%)が多かった。
今後の副業・兼業について聞くと、その意向がある割合は50.0%だった。現在副業・兼業中の人は92.2%が継続意向があると答えている。副業・兼業を現在継続中の人は過去にやめた人に比べ、「体調管理」に気を配り、「疲れ」「ストレス」が少ないこともわかった。副業・兼業で大切なこととしては、「お金の管理」(57.2%)より、「健康管理」(66.6%)の方が高かった。