卒業アルバム費が負担に… 3万8千円の小学校も 長生村、1人1万円を補助へ 少子化で1人あたりの金額が高騰

長生村は、新年度から村立4小中学校の卒業アルバム作成費を補助する方針を決めた。作成費を卒業生数で割って購入額を算出しているため、児童生徒の減少に伴い購入家庭の負担が増していた。特に児童が少ない小学校では負担が大きくなっていた。卒業生1人につき1万円を補助する。新年度当初予算案に事業費194万円(194人分)を計上した。
村内には村立1中学校と3小学校がある。村によると、本年度のアルバム購入費は一松小が約3万8千円、八積小が約1万7千円、高根小が約1万5千円。長生中は約1万円だった。児童数が少ない一松小ではより負担が大きくなっていた。
村全体で児童生徒数が減少傾向にあるため、村は全校同額で補助する方針を決定。アルバム作成を業者に発注している各校の卒業対策委員会への補助金支給を通じ、家庭の負担減につなげる。次年度以降も続ける考えという。
長生地域では、長柄町が卒業生1人当たり2千円の補助事業を行っている。

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