ダウンタウン・松本人志が文藝春秋ほか1名に対し、約5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、第1回口頭弁論が3月28日に東京地裁で開かれることがわかった。
松本の代理人弁護士は1月22日、吉本興業の公式サイト上で訴訟を提起したことを報告し、「今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」と説明。
これに対して「週刊文春」(文藝春秋)編集部は同日、「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」とコメントしていた。
現在ネット上では、「松ちゃんの裁判、傍聴したい!」という声が相次いでおり、一般傍聴席の倍率が過去最高になる可能性もある。
なお、これまでの最高は2009年10月に行われた酒井法子の初公判で、約330倍。当時、傍聴席20席に対して6615人が集まり、東京地裁近隣の抽選会場では“二重取り”を防ぐためリストバンド型の整理券が用意されるなど、混乱を避ける対策がとられた。
このほかでは、14年8月に行われたASKAの初公判が約126倍、20年1月の沢尻エリカの初公判が約117倍、昨年10月に行われた市川猿之助の初公判が約47倍であった。
松本側が訴訟を提起した後も、「週刊文春」(文藝春秋)は続報を毎号出し続けているが、発売中の最新号では、松本の生い立ちなどを振り返る回想録を掲載。その中には過去に肉体関係を持った女性の証言も含まれているが、これまでのスクープに比べるとソフトな印象だ。
加えて、前号もこれまでの告発の総集編のような内容で、2月に入ってからはトーンを弱めている印象もある。
そんな中、業界内では「文春はすでに、松本から別の大物芸人に取材ターゲットを変えている」という話も漏れ伝わってくる。もしそうだとすれば、そう遠くないうちにまたもや大物芸人のスクープが世間を騒がす可能性もありそうだ。
今やテレビのワイドショーも連日取り上げている松本の騒動。第1回口頭弁論の日には、激しい報道合戦が繰り広げられそうだ。
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