三菱のピックアップトラック新型「トライトン」ついに発売!
2024年2月14日、三菱自動車が新型「トライトン」を日本で発売しました。実に12年ぶりに日本へ導入される「トライトン」は、どのようなクルマなのでしょうか。
全長5m超! 三菱のド迫力新型「トライトン」ついに発売 12…の画像はこちら >>三菱新型「トライトン」(画像:三菱自動車)。
「トライトン」は1978年に発売された「フォルテ」をルーツとする1トンピックアップトラックです。以来45年間、三菱の世界戦略車として5世代にわたり、世界150か国で販売されてきました。
2023年7月、9年ぶりに全面刷新された新型(6代目)が発表され、生産工場のあるタイで販売を開始。
さらに2024年1月にはフィリピンへ投入されており、今後もオーストラリア、ニュージーランドなど世界約100か国へ順次投入される計画です。
今回、再導入となる日本では、ボディタイプはダブルキャブ、駆動方式は4WDのみが販売されます。
ボディサイズは、全長5320-5360mm×全幅1865-1930mm×全高1795-1815mm、ホイールベース3130mmです。
新型「トライトン」は、「SUV並みの快適性」と、ピックアップトラックに求められる堅牢性と実用性を両立。新たに開発したラダーフレームとシャシーで悪路走破性を、新開発のサスペンションで乗り心地や操縦安定性を向上させているほか、「『パジェロ』譲りのスーパーセレクト4WD-II(SS4-II)システムや7つのドライブモードによる高い走行性能」を実現しているといいます。
その7つのドライブモードは、「ノーマル」「エコ」に加え、「砂利(グラベル)」「雪(スノー)」「泥(マッド)」「砂(サンド)」「岩(ロック)」と、あらゆる悪路条件に対し最適なドライブモードを選択できるそうです。
パワートレインは、新開発の2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載。GSRとGLSの2グレード展開で、税込み価格は498万800円からです。
三菱によると、2023年12月21日から先行注文の受付を開始しており、2024年2月13日時点で月販計画200台の6倍以上となる約1300台を受注しているといいます。
この先行注文では、全体の約9割の顧客が上級グレードのGSRを選択。ボディカラーは、「ホワイトダイヤモンド」32%、「ヤマブキオレンジメタリック」27%、「グラファイトグレーメタリック」20%が選ばれています。
また、今回は増車や他社から乗り換える人が予約の約8割を占めているということです。
大柄のピックアップトラックは世界で人気とはいえ、日本では道路や住宅事情などから国産車だとトヨタ「ハイラックス」しかラインアップがありません。今回、「トライトン」が復活することで、日本でピックアップトラックの裾野が再び広がるかが注目されます。