関東地方で「春一番」 昨年より14日早く

関東地方で「春一番」 昨年より14日早くの画像はこちら >>
気象庁は、「きょう15日、関東地方で春一番が吹きました。」と発表しました。昨年より、14日早い発表となりました。
関東地方で春一番

気象庁は「きょう15日、関東地方で春一番が吹きました。」と発表しました。昨年(2023年)、関東地方で春一番が吹いたのは3月1日で、昨年より14日早くなりました。※閏日2月29日はカウントされません。今日15日、発達中の低気圧が日本海を東北東進し、関東地方では暖かな南よりの風が強まり、気温も上がりました。午後1時過ぎに、東京都心の最大風速が8m/s以上となりました。午後1時10分までの最大瞬間風速は次の通りです。東京都心 南南西の風 15.7メートル 午後0時25分観測横浜市 南西の風 19.9メートル 午前11時27分観測千葉市 南西の風 16.1メートル 午後1時9分観測午後1時までの最高気温は、東京都心で21.1℃、横浜市19.7℃、千葉市19.0℃など、前日よりも高くなっています。
春一番の条件

「春一番」とは、冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風のことです。気象庁の定義では、2月4日ごろの立春から3月20日ごろの春分までの間に、広い範囲で初めて吹く暖かく強い南風のことをいいます。春一番が吹いたと発表されるには、期間や風向、風速、最高気温、気圧配置などの条件があり、風速や最高気温などの条件は、地方によって、少し異なります。関東地方の春一番の条件は、次の事項を基本として総合的に判断します。・期間 立春から春分までの間・風速 南寄り(東南東~西北西)の風 具体的には東京で最大風速が8.0メートル以上・気温 昇温した場合・気圧配置 日本海に低気圧春一番が発表されるのは、九州南部、九州北部、四国、中国、近畿、東海、関東、北陸の8つの地域です。春一番の発表基準に達しない場合は、発表されない年もあります。また、東北と北海道、沖縄には発表がありません。この理由としては、気候の特性が影響しています。例えば、北国では南寄りの風が強まっても、その後はすぐに冬型の気圧配置となり、北寄りの風が強まって厳しい寒さがぶり返すパターンが多いことから、地域になじまないため、発表しないことになっています。「春一番」は荒天をもたらす「春の嵐」です。強い南風や、雷雨、突風など、荒れた天気にご注意ください。また、明日16日の関東は、次第に北風に変わり、体感が一気に変わるでしょう。気温の変化にも注意が必要です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする