関東・北陸で「春一番」 春一番の発表日は特に花粉に注意 スギの最盛期迫る

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今日15日は、九州から東北南部にかけて季節外れの暖かさが続き、南寄りの風が強まっています。今日は北陸地方に続き、関東地方でも「春一番」が発表されました。「春一番」の発表がある際には、特に花粉が飛散しやすくなります。このあとの外出時も花粉症の方は注意を。
今日15日 北陸地方に続き、関東地方でも「春一番」

今日15日は、発達中の低気圧が日本海を東北東進しています。九州から東北南部にかけて季節外れの暖かさが続き、南寄りの風が強まっています。今日は、北陸地方に続き、関東地方でも「春一番」が発表されました。南風が強まり、気温が一気に上がっています。「春一番」が発表に至るには一定の条件があります。〇関東地方の春一番発表の条件・期間 立春から春分までの間・風速 南寄り(東南東~西北西)の風 具体的には東京で最大風速が8.0メートル以上・気温 昇温した場合・気圧配置 日本海に低気圧「春一番」は「春の嵐」。関東地方では、南寄りの風が強まると、遠くのスギ林から大量の花粉が首都圏に流れ込んでくるため、花粉が生活圏に舞いやすくなります。今日15日午後も、花粉に敏感な方はサイズの合ったマスクを使用する、帽子をかぶるなど、万全な対策を行いましょう。
週末から更に花粉飛散量が急増へ

明日16日は今日15日に比べて、一気に気温が低くなりますが、花粉量は東京や福岡で「やや多い」でしょう。寒さが少し戻っても油断せずに、対策を心がけた方が良さそうです。17日になると、福岡は更にランクアップし「多い」予想に。東京も18日から3日間連続で「多い」見通しとなっています。2月下旬から順次、スギ花粉の飛散のピークに入る予想で、まもなくスギの最盛期に入りそうです。花粉症の方にとっては辛いシーズンが続きます。短い時間の外出でも油断をせずに、体内に花粉が入らないように工夫をしてお過ごしください。
花粉が飛びやすい条件

花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。① 「晴れて気温が高い日」スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。② 「空気が乾燥して風が強い日」湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。

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