【豊見城】豊見城市出身で、「ミス・アース・ジャパン」日本大会でグランプリに輝いた大城きらりさん(20)が11日、母校の長嶺中学校で講演した。「女王になるには外見だけでは駄目で、自分の考えをきちんと持っていることが必要」と強調。陸上の走り高跳びにハンドボール、フラと多くのことに挑戦した中学時代を振り返り、「挑戦することで想像以上の自分に出会える」と訴えた。全校生徒575人が熱心に耳を傾けた。(南部報道部・又吉健次) 身長175センチで、15センチのヒールを履いて登場した大城さん。モデル業にも美容にも関心がなかったが、「沖縄や日本の自然の美しさを伝えられるのは私しかいない」とエントリーを決意。挑戦することで日本代表として世界大会にまで行くことができたと語った。挑戦は新しいことに挑むことで、結果が求められているわけではないと説明。「人からどう思われるかではなく、自分がどう思うか」で行動しようと呼びかけた。 大城さんは生徒とも気さくに質疑応答。ウオーキングの実演を求める声に応え、体育館に座る生徒の間を歩くと、生徒たちはじっと歩く姿を見つめた。 女子ハンドボール部の後輩に当たる2年の玉城愛海主将は「自信をつけるには何事も挑戦が大切だと思った」、同じハンド部で2年の豊川彩里さんは「本当にきれいで、みんなのことを大切にする気持ちも伝わった。私もきらりさんのように英語を頑張る」と楽しそうだった。ミス・アース・ジャパン、母校でランウエー歩く 大城きらりさん…の画像はこちら >>
体育館をランウエーに見立て、ウオーキングを披露する「ミス・アース・ジャパン」グランプリの大城きらりさん=11日、豊見城市立長嶺中学校