与那国の野草粉末を麺に練り込む つるつるした喉越しが特徴 店内はアンティーク照明で落ち着いた雰囲気

[胃心地いいね](758)カフェレスト エバーロイヤル 豊見城市与根13の1 アンティークな照明がともり、おしゃれな皿やカップが飾られる店内で常連客が食事と食後のコーヒー、ゆんたくを楽しむ。落ち着いた雰囲気の「カフェレスト エバーロイヤル」は豊見城署近くの国道沿いにある。 創業者は与那国島出身の大城多津子社長(73)。イタリアや英国製の家具やつぼなどが好きで、豊見城市で1982年ごろ、骨董(こっとう)店を開いた。当時、農業中心の村で「仕事帰り、おしゃれに食事できる店をつくろう」と87年、上田に飲食店をオープンさせた。 ハンバーグやパスタ、サンドイッチ、ケーキセットが食べられるので、店は子どもたちの憧れに。12年ほど前に現在地へ移転した後も、当時からの常連客が集まる。 一番人気は与那国島に育つ野草の粉末を練り込んだ「あざみそば膳」(税込み1380円)で、つるつるした喉越しが特徴だ。島直送のカジキの刺し身にモズクの酢の物、小鉢、おいなり(おにぎり)も付いて満腹になる。女性にはあざみそばに大きなかき揚げ、エビフライ2本などが付いた「天ざる」(1200円)が好まれる。 あざみ麺を広めようと今年の春から提供したところ、物珍しさもあって売れ筋に。大城さんは「寝かすほど麺にこしが出てくる。与那国を売りにする店でもあるのでうれしい」と喜ぶ。 女性客に人気のエバ会席(1600円)は天ぷらにサラダ、茶わん蒸しと少量をおいしく食べたい人が注文。若鶏のハンガリー(1500円)はやわらかいチキンにホワイトソースを絡めた一品で、来店前に提供可能かを問い合わせる客もいる。 大城社長は「夜にワインをいただいて食事できるメニューを企画し、店をもっと盛り上げたい」と意気込んだ。(南部報道部・又吉健次) 【お店データ】午前11時~午後9時(午後8時ラストオーダー)。月曜定休。駐車場10台。電話098(850)0187与那国の野草粉末を麺に練り込む つるつるした喉越しが特徴 店…の画像はこちら >>

アンティークなコーヒーカップや照明などがあり、落ち着いた雰囲気が人気の「カフェレスト エバーロイヤル」スタッフの大城惠さん(右)ら=豊見城市与根

カフェレスト エバーロイヤル

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