自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、東京地検特捜部は、参議院・岐阜選挙区選出の大野泰正議員の岐阜県羽島市の地元事務所などの家宅捜索に入りました。
東京地検特捜部は29日、午前10時半ごろ、岐阜県羽島市にある大野議員の地元事務所に政治資金規正法違反の疑いで家宅捜索に入りました。
大野議員をめぐっては所属する安倍派のパーティー券を販売した際に、5000万円を超えるキックバックを受けながら、収支報告書に記載していなかった疑いがもたれていて、きのうは東京の事務所などが捜索を受けました。
大野議員はこれまでCBCの取材に対し、「精査し、適切に対応する。捜査には全面的に協力する」などとコメントしていて、疑惑が事実なのかどうかは一切明らかにしていません。
関係者によりますと、大野議員はすでに東京地検特捜部の任意の事情聴取に複数回応じているということです。