カラーコンタクトレンズのECサイト「QUEEN EYES」を運営するエースは12月21日、「パーソナルカラーはカラコンの選択に影響を与えるのか」について調査し、その結果を発表した。調査は2023年11月16日~2023年11月30日、これまでにカラコンを購入したことがあり、自分自身のパーソナルカラーを知っている300人を対象に、クラウドソーシングサービスを用いて行われた。
パーソナルカラーとは、「その人の肌、瞳、唇などの色に調和する色(似合う色のグループ)」(引用元:日本パーソナルカラー協会)のこと。肌の色味でイエローベース(イエベ)・ブルーベース(ブルベ)と呼ばれる2種類に分類し、さらに「イエローベース・春」「ブルーベース・夏」「イエローベース・秋」「ブルーベース・冬」という4つの属性に分けて判定する。
回答者のパーソナルカラー4属性の割合をみると、ブルベは夏と冬を合わせると55%となり、イエベ(春・秋)よりもブルベの回答者数が若干上回っている。
「よく購入するカラコンのカラー」についての調査では、ブラウン系がダントツの1位となり、その後グレー系・ブラック系と続いた。
○ブルベには寒色系、イエベにはブラウン系カラコンが人気
続いて、イエベ・ブルベの利用者が購入するカラコンのカラーについてそれぞれ調査した。
ブルベの人がよく購入するカラコンのカラーランキングをみると、ブルー系が3位(全体4位)、ブラック系が4位(全体3位)となり、票数の差はわずかながら全体と順位が逆転している。ブルー系カラコンの得票数は全体で28票、ブルベに絞ったランキングでは26票のため、ブルー系カラコンの購入者のほとんどがブルベの利用者である、という結果に。
これと同じく、グレー系の得票数は全体で42票、ブルベに絞ったランキングでは34票のため、グレー系カラコンも購入者のほとんどがブルベの利用者であることがわかった。
ブルベの人に似合う色として紹介されるカラーの中には、グレーやブルー、ネイビー、青みがかったパープルなど、涼しげな寒色系カラーがラインナップされることがある。そこで、ブルベの回答者に「カラコンを購入するとき、パーソナルカラーに基づいたカラー選択をするかどうか」を質問したところ、「する」「するときとしないときがある」を合わせた66%の人が、カラコン購入時にパーソナルカラーに基づいたカラー選びを視野に入れていることがわかった。
イエベの購入者のカラーランキングはさらに特徴的で、ブルベの回答者では40%程度だったブラウン系カラコンの割合が、イエベの回答者のみに絞ると80%近くの支持を集めている。
ブラウン系カラコンはバリエーションが多く、支持が集まるのは当然の結果ともいえるが、イエベ・ブルベで分類した時に大きく違いがあらわれるという、意外な結果となっている。
ちなみに、イエベの人に似合う色として紹介される中には、ベージュや暗めのブラウンなどブラウン系カラーが多く登場している。イエベの回答者にも「カラコンを購入するとき、パーソナルカラーに基づいたカラー選択をするかどうか」を質問したところ、「する」「するときとしないときがある」を合わせた68%の人が、カラコン購入時にパーソナルカラーに基づいたカラー選択を視野に入れていることがわかった。
続いて、ファッションやコスメを選択するときにパーソナルカラーがどれほど影響を与えているのか調べたところ、「かならずパーソナルカラーで選ぶ」「好みで迷ったときに選ぶ」「好みよりもパーソナルカラーを重視する」という、パーソナルカラーでの選択に好意的な意見の合計は62%にのぼった。
カラコン購入時もパーソナルカラーに基づいた選択を「する」「するときとしないときがある」と答えた人へパーソナルカラーが判断材料になっているか質問したところ、「選びやすい、判断できる」と答えた人は61%だった。