バターとマーガリンは何が違う? 雪印メグミルクの公式回答に「知らなかった」「そうだったのか」

見た目や用途が似ているバターとマーガリン。スーパーの売り場でも並べて陳列されていることが多く、混同しがちです。
とはいえ、バターとマーガリンはまったく異なる性質を持っています。どのような違いがあるのか、雪印メグミルクの公式ウェブサイト情報をもとに、分かりやすく解説。ぜひ参考にしてみてください。
見た目もそっくりなバターとマーガリン。この似た者同士、実は大きな違いがあります。バターは牛のミルクの脂肪分を撹拌操作により塊状に集合させたもの。つまり乳脂肪から作られます。
一方、マーガリンは簡単にいうと、食用油脂等の原料を混合し、練り合わせた加工食品です。原料となる食用油脂はコーン油、大豆油、紅花油などの植物油脂が主体となっています。植物油脂は種類もいろいろ。それぞれの特性により使い分けたり、いくつかの種類を混ぜ合わせたりして作られています。
雪印メグミルク ーより引用
バターとマーガリンのもっとも大きな違いは、「原料」です。バターの原料は牛乳に含まれる乳脂肪分。撹拌操作により固まった成分がバターとなります。
一方で、マーガリンの原料は食用油脂です。コーン油や大豆油、紅花油など、植物油脂が主に使われています。雪印メグミルクによると、「植物油脂は種類もいろいろで、それぞれの特性により使い分けたり、いくつかの種類を混ぜ合わせたりして作られている」とのこと。
バターと比べると、マーガリンの製品はバリエーションも豊富です。バターやニンニクで風味付けされた商品や、滑らかさを売りにした商品があるのは、マーガリンが「加工食品」であるが故といえるでしょう。
ちなみに、バターとマーガリンの間には、形状にも違いがあります。ある程度固めの質感で、形状を保ちやすいのがバターです。主にパンに塗って使うマーガリンは、やわらかく滑らかに作られている商品が多く見られます。
乳脂肪から作られるバターは、こってりとした奥深い風味が魅力です。料理やお菓子に使えば、コクをプラスしてくれるでしょう。一方で植物油脂から作られるマーガリンは、あっさりとした風味を楽しませてくれます。適度に油分を足しつつも、あまりしつこい味にしたくない時には、バターよりもマーガリンのほうが適しているでしょう。
バターとマーガリンは、それぞれ違う原料から異なる製法で作られています。使用感や味わい、風味にもさまざまな違いがあるため、両者の特徴を認識したうえで使い分けることをおすすめします。料理やお菓子をより好みの味に近付けるため、バターとマーガリンの違いにも注目してみてください。
[文・構成/grape編集部]

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