ナイルが運営する『出会いコンパス』は、「コロナ禍前後のマッチングアプリにおける出会い」に関するアンケート調査結果を12月14日に発表した。同調査は、2023年12月5日~11日の期間、2023年に交際を開始した20代~40代の男女506人を対象にインターネットを用いて行われた。
2023年に交際を開始した505人に、現在の恋人との出会いのきっかけを尋ねると、最も多いのは「マッチングアプリ」(22.8%)、次いで「職場・学校」(19.8%)、「X」(15.4%)だった。
マッチングアプリやSNSがきっかけとなった人が全体の53.1%と、約2人に1人がオンライン上での出会いをきっかけに交際を始めていることがわかった。2022年の調査結果と比較すると、「マッチングアプリ」が「職場・学校」を上回り、恋人と出会ったきっかけ1位に選ばれた。
マッチングアプリがきっかけで交際している人に、いつからアプリを利用し始めたか聞いてみると、「2023年1月~4月」(27.8%)が最も多く、次いで「2023年5月~12月」「2022年」(各20.9%)、「2021年」(13.0%)だった。
61.7%の人は、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられる以前にマッチングアプリに登録していた。これは、外出自粛や集会制限などにより出会いのきっかけが減った時期に、恋人を作る方法としてマッチングアプリが選ばれていた、と同調査では推察している。
また、マッチングアプリで恋人ができた人の48.7%は、今年に入ってから利用を開始したと回答していることから、短期間のうちに相手と出会い、その後交際に発展していることも判明。・
マッチングアプリで現在の恋人と交際する前に、アプリを通じて対面した人数を調査した結果、最も多いのは「2人~4人」(33.9%)、次いで「5人~10人」(28.7%)、「現在の交際相手のみ」(17.4%)という結果だった。
交際相手以外に複数人と対面した人が82.6%と圧倒的に多く、理想の相手と出会うため複数人とデートをしていたことが分かった。