インフルエンザ発生数「警報レベル」 この10年で最も早い 明日以降は厳しい寒さ

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厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、最新のインフルエンザ報告数(12月4日~10日)は「166,690」と多い状況が続き、「警報レベル」の一医療機関当たりの患者数が30をこえました。この10年で最も早いペースとなっており、明日以降は強い寒気の影響で寒い日が続くため、引き続き体調管理にご注意ください。
インフルエンザ報告数
厚生労働省が昨日12月15日に発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、49週(令和5年12月4日~12月10日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「166,690」でした。48週(令和5年11月27日~12月3日)の「132,117」に比べて、34,573人増加しまし、多い状況が続いています。昨年同時期の総数は「1,238」でしたので、今年は昨年の約135倍となっています。また、一医療機関当たりの患者が「33.72」と今シーズン初めて「警報レベル」の30を超えました。この10年でもっとも早い「警報レベル」となっています。
明日17日以降は真冬の寒さが続く

明日17日(日)以降は、強い寒気が居座る見込みです。そのため、日本海側を中心に雪や雨が降りやすいでしょう。気温も平年並みか低い日が多くなりそうです。昼間でも厳しい寒さとなりますので防寒対策はしっかりして、体調を崩さないようにしてください。また、晴れる太平洋側は空気が乾燥するでしょう。加湿器などを使い適度に湿度を保つようにしてください。
空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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