若手社員、忘年会翌日先輩からの「ひと言」にショック… 飲み会の“マナー”に賛否の声

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年の瀬が迫り、忘年会シーズンだ。今年はコロナの感染症法上の位置づけが「2類相当」から「5類」に移行したこともあり、大人数で開催する会社も多いことだろう。
忘年会翌日の「マナー」を巡って、苦い思いをした人がいるようで…。
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遡ること2か月前の10月中旬、あるX(旧:ツイッター)ユーザーの投稿が注目を集めた。内容としては、会社の飲み会で上司にご馳走してもらったら、翌日対面でもメールでも、何らかの形でお礼を言ったほうがいいというもの。
上司と飲みに行くと、会計の際「俺が出すよ」と言われることもある。奢ってもらった側は、その場で「ありがとうございます」「ご馳走様です」とお礼を伝えるだろう。
件の投稿によれば、翌日出社した際、もう一度ご馳走してくれた上司に「昨日はありがとうございました」と言うべきということだ。

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社内の飲み会に関するマナーは、ネット上で賛否を呼ぶ事態に。「お礼を言える人には仕事を任せようと思える」「奢ってもらったなら当然」「翌朝お互いしらふになった状態でお礼言うのは礼儀だと思う」など、翌日もお礼を伝えることに共感する人の声が見受けられる。
一方で、「帰る時お礼伝えてるのになぜ翌朝まで言うの。くどい」「こんなことまでルール化しないでほしい」「お礼何度も求めてそれが常識とか言う人は必然的に人間関係で必要ないから言わない」といった、疑問を抱く人の声も…。

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飲み会翌日の「マナー」を巡って、過去に苦い経験をした人もいる。都内で働く30代男性のAさんは、入社1年目の忘年会のことが忘れられないと話す。
「10人近くで飲みに行き、50代の上司が会計を払ってくれたんです。会に参加したメンバー全員で店の中と別れ際に『ご馳走様でした』とお礼を言って帰りました。翌日出社し、仕事してお昼になったら、先輩に呼び出されました。何かと思ったら、『お前、◯◯さん(上司の名前)に昨日のお礼言った? アイツだけ何も言って来なかったってぼやいてたぞ』と言われて…。その先輩から、奢ってもらったら当日と次の日にお礼を言うのは社会人の常識だと、キツめに怒られました」(Aさん)。
楽しかったはずの飲み会から一夜明け、Aさんは先輩からのダメ出しにショックを受けたという。その上司は、Aさんのいないところで「これだから最近の奴は…」とも漏らしていたそうだ。

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月日が流れ、Aさんにも部下ができた。社員同士で飲みに行った際、自分がご馳走することも増えたという。奢った翌日、部下からお礼を言われなかったらどうするか尋ねた。
Aさんからは、「僕は特に何も思いません。実際、そういう部下もいましたが、注意したり、そのことで陰口を言ったりしませんよ。正直、その程度のことで『あいつはダメ』と決めつけるのはどうかと思います。僕は自分がされて嫌だったことは後輩にもしたくないんです」という答えが返ってきた。
世代によって、飲み会翌日の「マナー」に対する考えも異なるのかもしれない。

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斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『コタツがない家』(日本テレビ系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)。

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