長谷川孝夫市長辞職に伴う鴨川市長選は16日投開票され、新人で元市議会議長の佐々木久之氏(55)=自民推薦=が、元職の亀田郁夫氏(73)を破り初当選を果たした。
投票率は56・92%で、前回市長選の61・60%を4・68ポイント下回った。当日有権者数は2万5871人(男1万2348人、女1万3523人)。
佐々木氏は「長谷川市長のまちづくりの方向性をできる限り引き継ぎ、変えるべきものは変えたい」と出馬を表明。財政の立て直しや子育て支援拡充、産業振興などの政策を柱に「心豊かで活気あふれるまちを目指す」と訴え、幅広い世代の支持を集めた。
亀田氏は1期4年の実績や政策実現力を掲げ「強い鴨川市をつくる」と強調。一部市議らの後押しを受けたが一歩及ばなかった。
◇佐々木氏の略歴 (元)市議会議長、市教育委員長、鴨川青年会議所理事長、帝京大学経済学部卒。太海