明日15日朝から中国地方の西部は雨 午前中は東部でスギ花粉が…の画像はこちら >>
中国地方はスギ花粉の飛散がピークとなり、広島市は3月13日までの飛散数が昨年の2倍になっています。明日15日(土)は、朝には山口県で雨が降りだすでしょう。午後は中国地方の広い範囲で雨が降り、山地で雪が交じる見込みです。雨の降り出しが遅い東部ほど、午前中はスギ花粉が大量に飛ぶでしょう。お出かけの際は対策を万全に行ってください。また、来週の中頃にかけて寒の戻りとなり、寒くなる見込みです。日本海側を中心に雨や雪が降るでしょう。寒暖差で体調を崩すと花粉症の症状も悪化する恐れがあるためご注意ください。
広島市 スギ花粉の飛散が昨年の2倍に ヒノキ花粉もわずかながら飛散
日本気象協会中国支店(広島市)で観測しているスギ花粉の飛散状況は、寒さが和らいだ3月8日から急激に増加し最盛期となっています。100個/以上の「極めて多い」飛散数になるなど、3月13日までに昨年2024年の2倍の飛散数となりました。また、わずかながらヒノキ花粉も観測されています。花粉症でない方でも、大量のスギ花粉を取り込むと花粉症になる可能性があります。帰宅時は室内に入る前に衣服や髪の毛についた花粉を落とし、手洗いやうがい、洗顔を行うなど、対策を行ってください。
明日15日(土)朝には山口県で雨 山地は雪の所も
明日15日(土)の中国地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がる見込みです。朝には山口県で雨が降り出し、午後は中国地方の広い範囲で雨が降ったりやんだりでしょう。山地では雪になる所がある見込みです。朝の冷え込みは弱いですが、日中はあまり気温が上がらず、最高気温は高い所でも10℃くらいでしょう。今日16日(金)との寒暖差が大きくなるため、ご注意ください。また、雨の降り出しが遅い東部ほど、午前中はスギ花粉が大量に飛ぶ見込みです。お出かけの際はマスクやメガネを付けるなど、対策を行ってください。
19日(水)にかけて寒の戻り 来週後半はスギに加えてヒノキ花粉も飛散の恐れ
明後日16日(日)は西日本の南岸付近を前線を伴った低気圧が進む見込みです。雨が降り、山地の標高の高い所では雪が交じるでしょう。また、日中はあまり気温が上がらず、最高気温は高い所でも10℃くらいで、日本海側を中心に10℃に届かず、寒い見込みです。17日(月)から19日(水)は寒気が流れ込む見込みです。中国地方の上空1500m付近には平地で雪を降らせるレベルのマイナス6℃以下の寒気が流れ込むでしょう。日本海側を中心に断続的に雨が降り、山地を中心に雪が交じる見込みです。季節風が強まり、一段と寒いでしょう。体調管理にお気をつけください。花粉は、雨や雪で飛散が多少抑えられますが、強風によって飛散する可能性があります。20日(木)からは晴れて、日ごとに気温は高くなるでしょう。春らしい陽気になる見込みです。スギ花粉の飛散はピークを超えてくるでしょう。ただ、ヒノキ花粉が少ないながらも飛散する可能性があるため、スギとヒノキ花粉のダブル飛散にご注意ください。寒暖差で体調を崩すと花粉症の症状も悪化する恐れがあるため、体調管理にお気をつけください。
帰宅後の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、帰宅した際、体についた花粉を室内にいれないよう、以下のことを心がけましょう。① 上着を玄関先ではたくなど、室内に入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、落としましょう。花粉症でない方も、このひと手間を心がけていただけると、花粉症の方にとって過ごしやすい空間を維持することができます。② 髪の毛についてしまった花粉は、シャンプーで洗い落とすのも効果的です。③ 帰宅後は、すぐに、うがいをして、喉に流れた花粉を取り除きましょう。④ 洗顔をして、顔についた花粉を落とすのも、おすすめです。洗顔の際は、眼や鼻の周りについてしまった花粉が、体内に侵入しないよう、気を付けてください。