岐阜県可児市と飛騨市で食事をした合わせて50人が食中毒になりました。いずれも症状は快方に向かっているということです。
岐阜県によりますと、岐阜県可児市の料亭「割烹光葉」で今月8日に食事した男女44人のうち、25人が下痢や発熱などの症状を訴えました。また、飛騨市の旅館「料理旅館蕪水亭」で今月8日から10日にかけて食事した男女49人のうち25人が腹痛や下痢などの症状を訴えました。いずれも入院患者はおらず、症状は快方に向かっているということです。患者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、保健所はこれらの施設が提供した食事を原因とする食中毒と断定しました。いずれも13日付けで再発防止策が講じられるまでの間、営業禁止処分としました。岐阜県内での食中毒は、ことし、今回の50人を含めて599人にのぼっています。
【割烹光葉】摂食者数:6グループ44人有症者数:5グループ25人(男性10人、女性15人) 2歳~88歳主な症状:下痢、発熱等主なメニュー:刺身(マグロ、タイ、サーモン)、鶏唐揚げ、厚焼き玉子、ポテトサラダ、ご飯等原因食品:調査中
【料理旅館蕪水亭】摂食者数:Aグループ41人、Bグループ6人、Cグループ2人有症者数:Aグループ18人(男性12人、女性6人)49歳~79歳、Bグループ6人(女性6人)68歳~69歳、Cグループ1人(男性1人)33歳受診者数:Aグループ10人、Bグループ5人、Cグループ1人主な症状:腹痛、下痢等主なメニュー:あさりのしぐれ煮、数の子酒粕漬け、刺身(かじき鮪、いさき等)、シフォンケーキ等原因食品:調査中