こども家庭庁の児童福祉文化財「推薦作品」に、CBCテレビが製作したトゥレット症の若者たちを追ったドキュメンタリー映画が選ばれました。
こども家庭庁の審議会は毎年、子どもたちに見てもらいたい映画や出版物、演劇などの優れた作品を「児童福祉文化財」として推薦しています。このうちCBCテレビが製作したドキュメンタリー映画「劇場版僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる」は、今年度の推薦作品の中でも、特に優れた作品に贈られる「特別推薦作品」に選ばれました。
作品は、突然、声が出たり体が動いたりするチックの症状が重いトゥレット症と闘う若者たちの日常を2年以上にわたって追ったドキュメンタリー映画で、今月開幕するTBSドキュメンタリー映画祭で上映されます。
「劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる」こども…の画像はこちら >>
映画の主人公でトゥレット症患者の棈松怜音さんは、「トゥレット症の認知度が上がっていることを肌で感じています。作品を通じて、僕たちが普段どんな苦悩と向き合っているのかを知ってもらい、差別や偏見のない、あたたかい社会になってほしいです」とコメントしています。
【TBSドキュメンタリー映画祭上映日程】■東京上映3月28日(金)午後6時30分~ヒューマントラストシネマ渋谷■名古屋上映3月28日(金)午後※時間調整中 3月29日(土)ほか4月も上映予定名古屋パルコ東館8Fセンチュリーシネマ(栄)