化学メーカーDIC(東京都中央区)は12日、佐倉市で所有・運営するDIC川村記念美術館が所蔵する20世紀美術品コレクションなどを公益財団法人国際文化会館(港区)に移転すると発表した。
川村記念美術館を巡っては4月に休館し都内へ縮小移転する方針が示されていた。同社は川村記念美術館の名称が残るかどうかは未定としている。
DICと国際文化会館が同日発表した協業合意によると、川村記念美術館が所蔵するマーク・ロスコの「シーグラム壁画」7点すべてを国際文化会館が建設する新西館に移設。新西館に開設する常設展示室「ロスコ・ルーム」をDICと国際文化会館が共同運営する。