白子町の各所に植えられている河津桜「しらこ桜」が見頃を迎えている。久しぶりに青空が広がった7日は、見どころの中里海岸通りに多くの観光客が訪れ、「満開でちょうど良い」と春の到来を楽しんでいた。
しらこ桜は、中里地区のホテル経営者らが静岡・伊豆地方の河津桜にほれ込み、1993年に植樹したのが始まりといわれる。同海岸通り周辺には約500本が植えられている。
今年は、昨年より1週間ほど遅れての見頃。町観光協会は、海岸通りの一部で実施しているライトアップ(午後6~9時)を9日まで延長した。
千葉市に住む娘と訪れた広島市の藤田千津枝さん(81)は「こんなにきれいなところはない」と笑顔。町の担当者は「町内全体では1千本を超えるぐらいの桜を見られる」と来場を呼びかけた。あと1週間ほどが見頃といい、同協会はインスタグラムなどで咲きぶりを紹介している。
問い合わせは同協会事務局の町商工観光課(電話)0475(33)2117=平日のみ。