淡いピンクと黄白色を帯びた花 コウトウヒスイラン、石垣市の民家の庭で咲く

【石垣】国内では石垣市の尖閣諸島のみに自生するコウトウヒスイランの花が同市新川の石川盛勇さん(75)宅の庭で咲いている。石川さんによると、1月下旬から開花したという。
母の清さん(故人)が十数年前、クロキ(ヤエヤマコクタン)に着生させたもので、高さ4メートル、直径25センチのクロキに根をびっしりはわせ、見事な株に成長している。
「肥料をやったこともなく、大した手入れはしていない」と石川さん。淡いピンクと黄白色を帯びた径3・5センチの花やつぼみが数百個付いているのが2月12日、確認された。
コウトウヒスイランはラン科の多年草で、葉は細長い線形。花期は1~3月。
石垣島で栽培されているのは、かつて漁師が休息のため尖閣諸島に上陸した際に持ち帰ったもの。これがラン愛好家の間に普及したとされる。(南風原英和通信員)淡いピンクと黄白色を帯びた花 コウトウヒスイラン、石垣市の民…の画像はこちら >>

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