3月と4月は一日平均約8件の山火事が発生 今週後半からは再び空気乾燥

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明日3日(月)からは全国的に雨や雪の降る所が多くなりますが、今週後半からは再び空気の乾燥した状態が続きます。3月と4月は山火事が発生しやすい時期でもあります。火の取り扱いには十分にご注意ください。
北日本の太平洋側や関東は空気の乾燥続く

今日2日(日)も北日本の太平洋側や関東を中心に空気が乾燥し、これらの地域では乾燥注意報が発表されている所が多くなっています。先月から岩手県大船渡市では山林火災が続き、長野県上田市や山梨県大月市でも山火事が発生しています。林野庁による山火事に関するデータによると、平成30年から令和4年までの5年間の年平均山火事発生数は、約1290件で、3月から4月が発生件数が多くなっています。3月と4月は、全国で1日に約8件の山火事が発生していることになります。原因は、たき火や野焼きなどの火入れ、放火(疑いを含む)、たばこが約50%と人による原因が主となっています。空気の乾燥や強風によって、ちょっとした油断で火災が発生し、火が広がる恐れがあります。対策をしっかりし、地域のルールに沿って、火の取り扱いには十分にご注意ください。
週後半は再び空気が乾燥

明日3日(月)からは、前線や低気圧の影響で、雨や雪の降る所が多くなるでしょう。週後半に入ると高気圧に覆われて晴れて空気が乾燥する見込みです。春の気候の特徴である5K(乾燥、強風、寒暖差、花粉、黄砂)と言われるように、空気が乾燥している大陸から移動してくる高気圧に覆われ乾いた空気に包まれる日が多くなります。春一番のように風の強い日もあるため、火災の発生や広がる恐れもあります。朝の段階では風が弱くても、次第に風が強まることもあるため、最新の気象情報を確認するなども重要となります。
空気が乾燥 山火事にも注意

冬から春は、空気が乾燥したり、強い風が吹きやすかったりすることに加え、枯葉や枯草が多いため、山火事が発生しやすい時期です。山火事を防ぐためには、次の4つのことが重要です。① キャンプやピクニックなど、屋外で火を使う場合は、消火用の水などを準備し、その場を離れないようにしましょう。火を使った後は、確実に消火するのを忘れないでください。② 空気が乾燥している日や、強い風が吹いている日は、焚火をするのはやめましょう。枯葉や枯草のある場所は、周囲に火が燃え広がるおそれがありますので、焚火をするのは絶対にやめてください。③ たばこは指定された場所で、喫煙してください。喫煙が済んだたばこは火をしっかり消して、吸い殻の投げ捨てはやめましょう。できる限り、携帯用灰皿を使うのが、おすすめです。④ 火遊びも、山火事を引き起こすことがあります。ほんの小さな火が、思わぬ山火事につながるおそれがありますので、火遊びは絶対にやめましょう。

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