2週間天気 三寒四温で気温の変化が大 花粉の大量飛散にも注意…の画像はこちら >>
今週の前半は天気の崩れる所が多く、東京都心でも雪の降る可能性があります。来週に入ると晴れる日は多くなりますが、日ごとの気温の変化は引き続き大きくなるでしょう。花粉の飛散がピークを迎える所も多くなりますので、万全の対策をしてお過ごしください。
1週目(3日~9日)5日にかけ都心でも雪に注意
この先3月中旬にかけての天気のポイントは「雪」「花粉」「寒暖差」の3つになります。明日3日(月)~5日(水)にかけては本州の南岸付近に前線が延び、前線上を低気圧が通過するでしょう。また、上空には平地でも雪を降らせるような寒気が流れ込みそうです。雨や雪の降る所が多く、東京都心でも雪の降る可能性があります。特に明日3日の夕方ごろと明後日4日夜から5日明け方にかけては注意が必要となります。6日(木)は、一時的に西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。寒気の影響で北海道から東北の日本海側や北陸を中心に雪や雨が降りそうです。7日(金)から8日(土)は、移動性の高気圧に覆われる所が多く、広い範囲で晴れる見込みです。9日(日)になると天気の変化が早く、前線が日本の南に延び低気圧が北海道付近に進むでしょう。前線が陸地から離れて進むため、天気の崩れるのは九州南部や南西諸島となりそうです。北海道は雲が多く、雪や雨の降る所があるでしょう。最高気温は、明日3日(月)と4日(火)は、平年を下回り、真冬以上の寒さとなる所もある予想です。札幌は真冬日(一日を通して気温が0℃未満)が続き、東京も10℃未満となりそうです。5日(水)以降は西から一旦気温が平年を上回りますが、6日(木)以降は再び平年を下回る所が多くなるでしょう。気温の上下が大きく、日ごとに服装に悩ませられそうです。脱ぎ着しやすい服装や羽織るものを1枚余分に持っていくなどの工夫が必要となるでしょう。
スギ花粉のピークを迎える ヒノキ花粉にも注意
スギ花粉は、ピークを迎える所がほとんどで、北陸や東北でも徐々にピークを迎える所が多くなるでしょう。3月中旬になると九州や中国地方ではピークを越える所も出てきそうです。風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1cm2あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。またヒノキの花粉も飛び始める所も出てくるため、ヒノキ花粉で症状の出る方は注意が必要です。
2週目(10日~15日)天気は周期変化 気温の変化は引き続き大
3月の中旬に入ると、移動性の高気圧が東西に勢力を広げ、日本列島を広く覆う見込みです。そのため晴れる所が多いでしょう。ただ高気圧が北海道から近畿付近を中心に勢力を広げるため、九州では気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。九州では雨の降る日が多くなるでしょう。また、14日(金)は低気圧や前線が日本列島を通過するため、全国的に雨や雪が降りそうです。気温は平年並みか高い日が多くなりますが、日ごとの変化は引き続き大きいでしょう。東京を例にとると13日(木)は4月下旬並みの19℃、その2日後の15日(土)は、3月上旬並みの12℃の予想です。2か月近い季節が変化します。また、朝晩と日中との気温の変化も大きくなるでしょう。服装などで上手に調節してください。北海道から東北、北陸では雪どけが進むため、なだれや屋根からの落雪にも注意が必要です。