合格発表前に早くも“物件”争奪戦!?受験生が試験に挑む中…保護者は部屋確保に汗「実際に見て・歩いて…現地に来てよかった」

全国で始まった国公立大学の2次試験の前期日程。県外からも受験生が訪れ、持てる知識を回答用紙にぶつけていたころ、もう一つのバトルが勃発していました。合格を信じる保護者による部屋探しです。
【齋藤正昂アナウンサー】「生徒たちは受験の本番まっただ中ですが、親御さんたちにとっては、良い物件をめぐる争いがすでに始まっています」【サトウ地所 佐藤大河さん】「(まだ)合格していなくても、お部屋探しというのは実は始まっている。お部屋探しに苦戦される方もいらっしゃる」新潟大学の西門前にある学生アパート紹介所。すぐ近くで試験に挑む受験生の保護者でオープンと当時に混雑していました。【サトウ地所 佐藤大河さん】「今の受験は、昔と違って親御様と一緒に来られる方が多い。子どもが受験しているときに、親だけでお部屋を選ばれる方がいる」大学入学が決まる合格発表のタイミングでスタートするイメージの強い部屋探しですが、良い部屋を少しでも早く確保したいという保護者のために、近年、不動産業界が導入しているのが“合格前予約”です。合格発表の前に部屋の仮押さえが可能で、入学できずキャンセルすることになっても費用はかからないというこちらの紹介所。すでに1月から問い合わせがあったと言います。【秋田から来た保護者】「するする埋まっていくという話を聞いていたので、少しでも早いほうが。決まってからだと入学式まで時間がないし、何回も来ることもできないから大変助かる」一方、自身が学生のころとは様変わりした環境に戸惑う保護者もいるようです。【三重から来た保護者】「昔の部屋探しは、合格発表があって合格手続きをしてからだった。そう思うと、非常に早いなという感じ」
スピードは意識しつつも、子どもの生活を考え、保護者も慎重に部屋探しを進めます。【保護者】「スーパーとかお店が近いほうがいいのかなと」【サトウ地所 佐藤大河さん】「大学生は1週間に1回とか2週間に1回買いだめされるので、できるだけこっちのエリアで、西門のほうがもしかしたらよいかもしれませんね」山梨県から来たというこちらの父親も案内を受けた部屋を実際に見て回ります。【山梨から来た父親】「ここはオール電化?」【サトウ地所 佐藤大河さん】「ここはオール電化。IHでこれが給湯器。ガスはないですね」【山梨から来た父親】「ガスコンロかどうかとか、そういうこだわりのポイントが本人にはあるので、そこを見ている」子どもの求める条件と照らし合わせながら回ること数部屋。子どもが4月から生活する予定の部屋を抑えることができたようです。【山梨から来た父親】「実際に歩いてみたり、案内して見せていただいて、どういう環境なのか分かりやすかったので、現地にちゃんと来てよかった」保護者はサクラ咲く春を信じ、自分の元を離れ、これから1人暮らしをする子どもの部屋探しに汗を流していました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする